プレデターシリーズ最新作『ザ・プレデター』!
さっそく観てきたので感想を書きます。
どんな映画?
通称「プレデター」と呼ばれる、異星人と戦うアクションムービームー!
シリーズ物ですけど、特に過去作を知っておく必要はないです。世界線は共有してますけど、物語はつながってないし、どれを観ても「プレデターとはそういうもの」くらいの扱いだから大丈夫です。
とはいえ一応、教養程度にプレデターと過去作についておさらいしてから、感想を述べることにしましょう。
プレデターについて
プレデターの人たちは、どこか銀河のはるか遠くの星に住んでいる。
科学技術を地球よりも遥かに発達させている一方で、名誉を極端に重んじ、それは特に戦闘の分野に特化したこだわりを見せる。はっきりいって野蛮。
戦士と戦うのが大好きで、狩りは捕食や生活のためというよりはスポーツ的な意味合いで行なわれる。そのため非戦闘員と見なした相手は、わざわざ殺さないことが多い。逆に、銃とか持ってるだけで、対象が気づいてなくても殺す。ガンガンに殺す。
銃で撃たれれば多少はダメージを負うが、地球人にくらべれば遥かに頑丈で、ちょっとやそっとでは倒れもしない。身体能力も当たり前のように高く、足も速いし、力も強い。
サーモグラフィーのような視覚を用い、強力な火器や飛び道具もガンガン使うが、簡単に殺すには惜しいと認めた相手には、肉弾戦に応じることもある。光学迷彩的に姿を消す装置も持っている。
何にせよ文化体系が大きく異なる、言葉も分からない人たちのことなので、彼らについての話は地球人が想像する範囲の憶測にしか過ぎないのであろう。
シリーズの解説と本作の予告編
本作は、スピンオフを除いて、プレデターの映画としては4作目で、地球に来たプレデターの映画としては3作目に当たる。
『プレデター』の87年と『プレデター2』の90年で行なわれた戦闘の話が映画の中で何回か語られるので、過去の襲来を引き継いだ世界観を持つ正当な続編となっている。
本作の予告編はこちら▼
その他の情報は公式サイトをチェックしてね▼
たのしいね:映画の感想
ネタバレに配慮した感想
いまはさ、CGが普通にあるせいか、そんなにありがたみないんですよね、サーモグラフィーとか光学迷彩とか見せられても。
だからかわからないですけど、お約束程度にちらほら出てくるだけでしたが、映像面でのバランス的には良かったと思う。
その代りかどうかわからないけれど、見せるアクションや、プレデターの生態的な表現にこだわりがあるように感じた。
通路を全力疾走するプレデターとか、宇宙船を操るプレデターなんか、あんまり観たことがない気がしたもんね。もちろんバトルも盛りだくさん。
ストーリーやキャラクターを軸に観ると、家族を守るというのがメインの筋だったでしょうか。
男女キャストがいるけれども、ロマンスはそんなになかった。だって主人公には妻も子もいるからね。妻の性格もよかったし、子どもの役どころもよかった。
でもブロマンス(あつくるしめの友情)なら、そこそこあった。愉快で頼もしい仲間たちでした。けっこうキャラがあるせいで、見どころが分散しちゃったところもあるけどそれはもうしょーがない。
一応R15+(15歳以上の年齢制限)相当が掛かる程度には血みどろシーンもある。
だけど、殺戮への執着みたいなものがぜんぜん無くて、私はぜんぜん気にならなかったです。全体的にワチャワチャしているうちに、さわやかな風景のように流れていった感すらある。
最先端の映像技術でプレデターの大暴れと、翻弄される地球人たち、そして彼らの団結団結を堪能できる、良い映画でした!
ネタバレに配慮しない感想
・twitterで見掛けて密かに楽しみにしていたサーモグラフィーの20thFOXのロゴのシーン、本編になかったんだけど…!? あれ予告編だけかよ~~~(どうでもいい)
・まさか犬映画だとは予想してなかった。
・麻酔銃で撃たれた女性に気分良く過ごしてもらう方法を学ぶことができた。少なくともユニコーンの折り紙はマスターしておきたいと思った。
・あんな重要人物ぽくて、蛇みたいな執着心を持ち、切れ者の片鱗も垣間見せるトレーガーが、気軽に無駄死にするの、最高に人生って感じ。
・フィジカルシールドがほんとにフィジカルシールドでびっくりした。普段はどこにしまってあるんだろうあれ。フィジカルにかさばりそう。
・サイロック博士、やっぱサイロックだけあってめっちゃ強くて良かった。(オリヴィア・マン)
・サイロック博士が、捕食のための狩りではないから「プレデター」っていうのは間違ってる、ハンターと呼ぶべきってずっと呼称にこだわってるのどうでも良すぎて最高だった。
・そんな博士が最後のシーンまでユニコーンの折り紙を手元に隠し持ってたの、グッと来ないですか?
・ところでプレデター相手に光学迷彩て意味あるのかな??
・ワチャワチャしてるってさっきも書いたけど、このワチャワチャ感がほんとに良かった。こまけーこたーどうででもいいんだ、どうでもよくしていくんだ、こだわたいところはこだわるけど。っていう気概を感じる。
・プレデター1作めであっさり殺された兵士役の人が、いまやこんなビッグタイトル?のディレクションしてるのやっぱりすんごい感慨がある。(シェーン・ブラック)
・シュワルツェネッガーとかが元気なうちに、過去作の人たちが登場する回をやってほしい。
観終わってからツイッターで眺めた感想で一番好きだったのはアンザイ(@anzaioden)さんのこれ!
『ザ・プレデター』命が紙のように軽くてとてもいいと思います。テンポは今風だけど中身はまるで80〜90年代の映画のようで「俺らこういうのしか撮れねえから」という開き直りが気持ちいいです。曲者揃いの登場人物も全て愛しい。見終わった後体調がすこぶる良くなりました。
— アンザイ (@anzaioden) September 14, 2018
私も体調よくありたいものです。
amazon観てたら、もちろんまだ本作の円盤はないけど、過去作がコレクターエディションで再販されるみたいです。
リマスターかしら。観たいし欲しい▼
次はプーを観ようと思っています。
この記事を書いたのは、なかよし。