#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

【お笑い】『キングオブコント2020』生放送を観れたので、全コントの感想を書きながら順位つけてみた。

f:id:tokyonakayoshi:20200926232728j:plain番組公式サイト▶http://www.king-of-conte.com/2020/

キングオブコント2020、ぜんぶ生放送で観れました。

13本すべてのコントに感想を書いて、私にとっての順位も考えてみました!

 

出演順

 

1番め:大食い選手権のネタ(滝音)

緊張感のあるラーメン店内の雰囲気。そこから大食い選手権とわかったときの緩和はすごく面白かった。しかしそのイントロの終わりあたりが、笑いと期待のピークになってしまった印象。

特に、店員さんのキャラクターに一貫性がないように見えてしまって、笑い方に迷ってしまった気もする。

ラーメン食べてる雰囲気はすごく上手だったし、餃子が出てくるのも面白かった。

初めてお見かけしたコンビかも知れない。今後の活躍に期待!

私の中で:12位

審査員の評価:445点(11位タイ)

 

2番め:河川敷とフルートのネタ(GAG)

GAG公園でフルートを吹くネタ445点登場人物が順番に入れ替わっていく。ありそうな流れと思ったらフルートが意外(笑)予定調和のオチは時間に収めるためならきれいだけどものたりなかったかも。

私の中で:8位

審査員の評価:445点(11位タイ)

 

3番め:ダンボールのネタ(ロングコートダディ)

積み上げたダンボールを効率無視で上げ下ろしするバイトという設定。

すごく間を取るから、何が起こるのかと思ってすごく期待しちゃった。

もちろん面白かったけど、やっぱりもっともっとの展開が欲しかったですね。

ほぼ1アイデアだけども安定感があり、限られた持ち時間の中でやるにはすごく贅沢なコントを選んだなと思った。

私の中で:8位

審査員の評価:446点(10位)

 

4番め:降霊術師のネタ(空気階段1つめ)

降霊術師のところへ、亡くなったおばあちゃんとの会話を頼みに来た男。

シチュエーションだけでなく、もぐらさんのキャラも、ラジオ番組内容も、どれでもずっと見てられそうなくらいよかったのがすごい。

ささいなセリフなどをきちんと笑いどころに活かしていく構造は、とても好みだった。

今回披露されたぜんぶのコントのなかで、いちばん笑ったと思います。

こんなにめちゃくちゃ練習が必要そうなネタ、やる人たちだと思ってなかったのも意外でした。

私の中で:2位

審査員の評価:458点(5位)

 

5番め:野次ワクチン(ジャルジャル)

ひとつの基本的なやり取りを、ずっと繰り返していくような内容。

ジャルジャルは大好きなコンビなんですけど、このネタはネガティブなセリフと、揉めてるような険悪な雰囲気がずっと続くので、私としては笑う気持ちになりにくかったんですよね。

ところが採点のタイミングでも、そして全演目を通じても、最高得点がこのネタだったことは、意外でしたね~。

会場からの笑い声もそんなに聞こえないように思ってたけど。

でも、現場じゃないとわからない雰囲気とかは確実にありますからね。そういうことは審査員が正しいと思ってる。

私の中で:13位

審査員の点数:477点(1位)

 

6番め:新聞販売所の音楽のネタ(ザ・ギース)

新聞販売所をやめる老人に、若者が音楽を贈るという内容。

ハープに見慣れちゃったから、出オチ的に起こる笑いがちっちゃくなってるのが悔しいです。

もったいないけど、しょうがないけど。

でもあの登場タイミングで毎回笑ってほしいな~!

うまいふたりだと思うんですけど、なんか緊張してたのかところどころ、ラリーのテンポが遅れがちなように見えたのが気になりましたね。

体調とか悪かったのかな?

前聴いたときよりもハープが格段に上達していることには感動しました。

私の中で:7位

審査員の点数:457点(6位)

 

7番め:陶芸家のネタ(うるとらブギーズ)

陶芸家の師匠と弟子。

やきあがった作品の中から、納得の行くものを選びたいが…という内容。

良いか悪いかでツボを割るやり取りだけでずっと笑えた。

一方でキングオブコントのラインナップにあっては物足りなさもあったのかもしれない。

師匠と弟子のキャラクターやこれまでの関係性などが伝わるようなことがあれば、もっと笑えたのかなあ。

弟子に「師匠の作品は全部いい」といわれた師匠が、ニヤニヤし始めるあたりは特に好きでした。

私の中で:10位

審査員の点数:440点(13位)

 

8番め:ケンタウルス高校生のネタ(ニッポンの社長)

ケンタウルスの高校生のネタ。

途中で唐突にカラオケが始まり、その後セリフ的な説明はほとんどないのに、ちゃんと展開が伝わるのすごい面白いね。

こんなハッピーなネタがあるのか〜!と思ってみてたら、最後のもうひとひねりに余韻を奪われちゃった気持ち。

他のネタも見たいのであとでユーチューブ検索してみよっと。

私の中で:3位

審査員の評価:454点(7位タイ)

 

9番め:結婚式の余興のネタ(ニューヨーク1つめ)

新郎の友人の出し物がえげつないという内容。

これが山場かーと思ってから、まだまだ上があってすごく笑った。

楽器のくだりは、ギースのハープがあるから音効じゃ弱いよ~って思ったけど。

あそこでほんとうに演奏してたら、それでみんなびっくりしちゃうから、続きが出来ないってことにあとから気がついた。

最後のドリルが出し物として他より強いとわからなくて、まだ続きがあるのかと思ってしまったけど、面白かった。

私の中で:5位

審査員の評価:461点(4位)

 

10番め:誘拐犯のネタ(ジャングルポケット)

さらってきた男性が握る情報を聞き出すべく、脅しをかける犯人たちという設定。

いつものジャングルポケットらしさはありつつも、見たことのない角度で話が展開していったのでさすがと思った。すごく面白かった。

気持ちいいタイミングで気持ちいい大声でツッコミをもらえるのは、気分が良いものです。

大田さんはともかく、おたけさんがこんなにしゃべるネタがあるんだ?と思ってびっくりした。

審査員の指摘で、笑いのポイントが観客とズレてたっていう話、私はぜんぜんピンと来なかった。

まあ現場じゃないとわからない雰囲気があるんでしょう、たぶん。

私の中で:4位

審査員の評価:454点(7位タイ)

 

 

ここからは、上位3組による2つめのネタ披露。

 

 

11番め:帽子と任侠のネタ(ニューヨーク2つめ)

髪型を隠す帽子を、とるかとらないかで意地を張り合う兄貴と舎弟。

面白かったけど、笑いが爆発するような内容ではなかったと思ったけど。

それでもいいというあえての判断で、自分たちの好きなコントやったんだろうなと思えたのことには好感を持った。

弾着したかったっていうの、すごくよくわかったもんな~。

私の中で:6位

審査員の評価:463点(3位タイ)

 

12番め:定時制高校のネタ(空気階段2つめ)

空気階段定時制高校のネタ。

最初、もぐらが何言ってるかわからないから笑っちゃうんだけど、後半、もぐらが何言ってるか分かるようになってくることに笑っちゃう。

面白さでは定時制高校のネタが上だとは思うんですけど、好きなコントはこっちでした。

それにしてもかたまりのメイクかわいかった。

恋の尊さ。

私の中で:1位

審査員の評価:463点(3位タイ)

 

13番め:タンバリン泥棒のネタ(ジャルジャル2つめ)

ある事務所に泥棒に入った2人組。後輩のほうがタンバリン持参なせいでドタバタする。

古典的な、ドタバタ系の王道お笑いという感じが強かったです。

笑いどころのためだけに不自然な小道具が登場するの、スマートではないと思ったんだけど、あえてそういう作りにしてあるのかなあ。

まあベタで行っても優勝を妨げるような低い点数にはならないだろうと思ってみていたら、やはり、というか、むしろ高評価だった。

競技であり、採点されるのだから、審査員に合わせていくのは大事なのだろうと思います。狙って当てていったのすごいですね。

優勝が決まったジャルジャルさんが泣いてたの、めちゃくちゃ感動的でした。

私の中で:11位

審査員の点数:464点(2位)

 

総評

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というわけでキングオブコント2020、私の1位は空気階段でした~!

感想にも書いてある通り、順位が下の方だからって、面白くなかったわけではないです。決勝なんだもん、ぜんぶ面白いよね。

私個人は、どれくらい笑えるかどうかより、意外なもの、新しいものが見られることが好きなんだなって改めて思いました。

そういった意味で、空気階段、ニッポンの社長、両コンビのネタはすごく印象に残りましたね。出てたみんなに2本目やってほしい。

今後の活躍にも注目!

素人ながらに順位決めたりするのは生意気に思えちゃいますが。

自分の志向とか指標が見えてくるのは面白いものです。

あなたの順位はどんな感じでしたか?

 

キングオブコント2017の感想もあります▼

【お笑い】『キングオブコント2017』の感想、全出演者の各コントごとに書いてみた。 - #たのしいね

 

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この記事を書いたのは、なかよし。