#たのしいね

楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。映画とかボードゲームとか、ときどきミュージアム。

【ボードゲーム】忙しくて楽しいサイコロ系協力ゲーム『サンダーバード / Thunderbirds Co-operative Board Game』

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あなたが「サンダーバード」と聞いて思い浮かべるものはありますか。

鳥? 雷鳥?
JR西日本の特急電車?
オープンソースのメールソフト?

うーん、ぜんぶ正解!!!
でもこれからする話はどちらでもないんです。

かつてイギリスで制作され、日本でも放送された実写人形劇特撮のテレビ番組の『サンダーバード』、そのボードゲームについて。聞いてください。

それでは諸君、ミュージックスタート!

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まずはサンダーバードについて

BGMを再生してもらったら、なんだか思い出すこともあるかも?

うろ覚えだけどなんとなく知ってるくらいの人は多いはず。

実は私もそれくらいです。まともに観たことはないと思う…。

なのでこの機会に、改めてサンダーバードについて知っておこう!

『THUNDERBIRDS』とは、1960年代にイギリスで制作、放送された特撮TV番組。

大富豪のジェフ・トレーシーが率いる「国際救助隊」という名の私設組織と、それに所属する5人の息子たちの活躍を描く。トレーシー家の一族以外にも、メカニックや執事、女エージェントやその運転手などもいる。

「サンダーバード」は、国際救助隊のメンバーが乗り込むスーパーメカの総称。1~5号機があり、音速で飛べる航空機、深海作業艇、宇宙と地上を行き来できるロケットなど、乗り物ごとに特徴あり活動分野が大きく異なる。(映画限定の6号機もあるらしい!?)

国際救助隊の活動は基本的に、地球及びその近辺の宇宙のどこかで発生した様々な災害や事故への対処であるが、稀には破滅を企む悪と戦うこともある。

乗組員の搭乗から描かれるサンダーバードの出動シーンは番組の見どころのひとつ。

描かれる危機の多くは、国家崩壊とか人類滅亡級のダイナミックなものであり、大富豪の優雅な暮らしの傍らで大ピンチを繰り返す慌ただしい印象…というのが私の記憶。

 

どんなゲーム?

さて、そんな「サンダーバード」をテーマにした本作は、協力ゲーム!

放送50周年を記念して作られたアイテムのひとつだそうです。

ゲームデザインを手がけたのは、あの名作協力ゲーム『パンデミック』のマット・リーコック。この『サンダーバード』も同じ協力ゲームということで、否が応でも期待が高まっちゃいますね。

 

ゲームを広げると目を引くのはやっぱり、サンダーバードのミニチュアコマ。

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このサンダーバード、よく見ると人が乗ってるんですよ。同じ色だから写真だとわかりづらいかも?

この人物コマを差し替えることで、別のマシーンに乗り移る動作を再現できます。

乗り物には当然、移動速度や対処しやすい災害などいろいろ異なる能力がある。

そしてパンデミックでいうところの役職カードよろしく、各プレイヤーには担当するキャラクターカードがあります。

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4人で遊んだのですが、この日の私はアラン・トレーシー(三男)。他のメンバーはスコット(長男)、バージル(次男)、ジョン(五男)でした。

アランはサンダーバード3号の乗組員であり、宇宙での救助活動を得意としています。

さらに手番ごとに1度だけ行える特殊技能なんかもある。これはみんなそれぞれにある。プレイヤーの能力と、サンダーバードの能力を、組み合わせて活かしながら救助活動に勤しむわけです。

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このオレンジ色のコマが3号。地球と宇宙を唯一行き来できるロケットです。

ゲームを始めると、すぐに各地で事故や災害が起こります。

サンダーバード各機を駆使して人員の配置やコンテナメカの開発を行うことで、それらを解決する。並行して、暗躍する怪人「ザ・フッド」の恐ろしい計画を阻止することを目指します。

オレンジの奥の、紫色のコマがフッドさん。ちなみにこのフッドの血縁に当たるのが、トレーシー家に仕える…おっとこれ以上は言えねえ(ゲームにも関係ない)。

各地域をマスで割った世界地図と、地球の衛星起動や月、火星などのマスのあるゲームボードの上で、サンダーバードのミニチュアを動かしまくれるという時点で、このゲームが楽しいことは約束されたようなものです。約束された勝利。

みなさんも大好きなサンダーバード2号(緑色のふとっちょ飛行機)のコマについては、ちゃんとコンテナを開いてジェットモグラなどのメカを収容できるギミックが付いています。

このコマを触ってるだけでも、余裕で3時間くらい遊べそうな気がしました。

キャラクターカードにはトレーシー5兄弟のほか、オシャレ諜報員のペネロペもありました。拡張版を導入すると、キャラクターや乗り物がもっと増えるらしい。うひょー。

 

たのしいね:ゲームの感想

毎手番、世界中どころか火星や月も含めて災害が発生するので、とにかく忙しい!

なぜ国際救助隊とかいう名前なのにトレーシー1家しか活動しないんでしょうか。もっと人的リソースが必要ですよ。お金はあるみたいだし人を雇ってよパパ。

でもそんなことも言ってられない。未対処の災害が7つ貯まると敗北です。驚異の災害蓄積システム搭載。

災害への対処は基本的にサイコロを振ります。指定の出目以上でクリアなのですが、おおむね指定の値は厳しい。そこで、その災害に適したメンバーやメカを用意することで、難易度を下げるわけです。

でもね、サイコロなんでね。どんなに準備を整えても失敗することはある。逆に、どうにもならないと思った手番のダメ元でふったサイコロが、奇跡を起こすこともあり得る。予想通りに行かないところ笑えます。

災害に挑む同じサイコロで、ザ・フッドの計画が進行する懸念も増すという心にくい副作用もあり、プレイヤーたちは大いに騒ぐ羽目になる。 

 

キャラ物なのに難易度はパンデミックと同等以上な本格ボードゲーム!

サイコロによる運の影響が強いところは評価が分かれるところかも知れないですが、プレイの敷居を下げることにも寄与するでしょう。

対処しようとする災害ごとにかなりはっきりと方針が見えるので、手番の選択肢もしぼりやすいと思う。これもいいところだと感じました。

ぜんぜん知らないなりの私の「サンダーバード」のイメージは「理不尽でせわしなくもパワフルなSF!」でした。そのボードゲーム化として、すごくリスペクトもあり世界観の再現性も高いように私は感じましたね。

すごく面白かった。拡張も入れて遊んでみたいです。

そしたらペネロペの運転手とか出てくるらしい。たのしみ。

 

『Thunderbirds Co-operative Board Game』
1-4人用 /10歳以上 /約45分
作者 Matt Leacock
Modiphius Entertainment (2015)

 

サンダーバードの日本版公式サイトというを見つけたので、プレイする前にチェックしておくと気分が高まると思います。BGMと合わせておすすめです。

THUNDERBIRDS Japan - サンダーバード日本版公式サイト

 

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この記事を書いたのは、やっぱり2号派、なかよし。