こんにちは、なかよしです。
今日は普段あんまり来ない「JR水道橋駅」までやってきました。
ここには広さの単位としてむやみに扱われていることで有名な「東京ドーム」がありまして、後楽園遊園地やTenQといった宇宙的な施設ももございます。
でも今回は、そこのギャラリーで開催中の展示を見に行こうと思い立ったんですね。
というわけで、ひさしぶりに観てきたエキシビジョンは、『世界のボードゲーム展』だよ!
ところでみんなはボードゲームに興味、あるのかな?
私(なかよし)とブログ共著者のまことさんは、ボードゲームにはめちゃくちゃ興味あるんですよ。
めちゃくちゃ遊ぶし、けっこうたくさん持ってる。
だからどんな展示があるのかも楽しみだけど、私は物販みるのも楽しみだな!
ボードゲームだけのブログもやってるから、ぜひ観てね▼
#ボードゲームたのしいね https://boardgame.tanoshi-ne.com/
さて水道橋の駅前です。
夏なので、なるべく日差しを避けようと夕方になってから移動を始めましたが、まだまだ暑い!
案内に従って、東京ドームを目指します。
水道橋の駅からは川を渡りましょう。
三田駅や後楽園駅から来る人はこの橋に用はありません。
水道橋駅の東口から来た方は、横断歩道を渡ってこの建物の角にぶち当たるでしょう。
真ん中に地図が見えますね?
ギャラリーアーモをめざしてる方は、この地図を眺めたらなんとなく右に行きたくなってしまうかも知れませんが、正解は左です。
写真奥の建物に入って屋内を涼しく歩こう!みたいなことは、できません。
もし私のように建物に入り損ねたまま右の道を進んでしまったら、そのさきにフードコートがあるので、一旦休憩したらいいですよ。
私は丸亀製麺で温玉うどんを食べました。
正解の左の道をすすむことができたなら、こういった謎の巨大オブジェなどがお出迎えしてくれることでしょう。
それにしてもこれはなんだろう?
花? 木? 実? なにかな??
野球に関係はある?
ようやく会場の入り口が見えてきました。
なんだかめちゃくちゃナンジャモンジャ推してますね?
もしかして今日はナンジャモンジャ展かも知れないな??
※ナンジャモンジャとは?
カードに描かれたなぞの生き物たちに名前をつけて呼ぶ、ロシア発のボードゲーム。この写真の柱や看板にいっぱい描かれているのが、そのゲームに出てくるキャラクターたち。
ここが会場入り口。
いろんなゲームのパッケージがディスプレイされているので一安心。
よかった、ナンジャモンジャだけじゃない展だ~!
べつにナンジャモンジャ展でもいいんだけどさ。
入場チケットは、入り口のすぐ横で買えますよ。
イープラスで前売りも買えるみたいですけど、値段は同じだそうです。
入っていくと、会場は想像より随分ひろそうだね!!
空気の通りもよくて、なかなか快適です。
平日だったので、お客さん同士の距離もめちゃくちゃ取れちゃう。
これならぜんぜん密になりそうもないです。
疎ですね。疎。
最初のエリアは、「ボードゲームとは?」という項目から。
伝統ゲームと区別して「近代ボードゲーム」と呼ぶ。みたいなことが書かれていた。
そうなんだ~?
次の項目には「見て知って遊んでみよう」と書いてあるけれども。この会場内ではさすがに時節柄、実際に遊べるようなものは置いてありません。
すごくすごく残念。
この時期じゃなければ、きっともっといろんな企画もやれただろうになあ。
次のエリアには、歴代のドイツゲーム大賞の作品紹介が!
ボードゲームの界隈ではドイツは最もアツい国なので、ドイツゲーム大賞とはつまり、その年の世界一といっても過言じゃないんですよ。
自分が生まれた年のゲームはどれかな~なんて考えて観てみるのも楽しいかも知れないですね。
一番古い1979年より前にうまれた人は、えーと、きっと、それぞれの年にいろんな思い出がね、あるよね。
私のイチオシは2010年発のディクシットですかね~。
フランス発のボードゲーム。
3人以上で遊ぶ機会がある人はぜひ買って手元に置いておいてほしい。
追加カードだけのセットもたくさん発売されてるから無限に新鮮にあそべるし、「ディクシット:オデッセイ」なら12人まで遊べちゃうので何かのときにも便利ですよ。
ブログでも何度か紹介してるくらい好きです▼
10周年記念版!!『ディクシット:アニバーサリー』【120点】 - #ボードゲームたのしいね
ゲームの作家を紹介するポスターもありました。
ボードゲームは、たとえば小説を楽しむみたいにして、作家でチェックするようなこともできるんです。
ボードゲーム作家を紹介するブログも書いてます▼
【特集】『ボードゲームをゲームデザイナーで選んでみよう!』前編 - アレックス・ランドルフ、ライナー・クニツィア…あなたは何人知ってる? - #ボードゲームたのしいね
【特集】ボードゲームをゲームデザイナーで選んでみよう!【後編】- ロベルト・フラガ、ハインツ・マイスター、ブラーダ・フヴァチル、カール・チャデク…あなたは何人知ってる? - #ボードゲームたのしいね
続いて、キッズゲーム大賞を紹介するエリアがありました。
ドイツゲーム大賞の大きな部門のひとつです。
キッズってついてるけど、大人同士でワイワイ遊べるような楽しいラインナップになっているので、私もまことさんもキッズゲームで遊ぶのは大好きですね。
ところで「磁極相性」ってなんなんでしょう?
このボードゲーム展も監修してるボードゲーム専門店の「すごろくや」さんは、こんなふうに文章で独特の味わいを醸し出しがちなとこ、あるんですよ。
ワードが気になって情報がぜんぜん入ってこないもんな…(笑)
2020年のドイツゲーム大賞の『ピクチャーズ』とキッズゲーム大賞の『スピーディロール』。
どちらもこの秋に、ホビージャパンさんが日本語版を出してくれることになっています。
やったぜ!
2019年の「ジャストワン」はもう売ってるし、めちゃくちゃおもしろいですよ。
ジャストワンの記事▼
協力型クイズゲーム!?『ジャストワン / Just One』【100点】 - #ボードゲームたのしいね
くっつき玉!
その年のうちに大賞の日本語版が出揃うなんて、あんまりないことではないかなあ。
日本語版が出るってことはつまり、日本で普通に手に入りやすいってことです。
手に入りやすいってことは、そう、私たちも実際に遊べちゃうぞってことです!
めちゃくちゃ楽しみにしてますよ私は。へへ。
※日本で普通に手に入りやすいとは?
実は、海外で出た製品が、国内でも話題になったとしても、日本に入ってこないことはけっこうあるのです。
ボードゲームは出版物なので、たとえば小説みたいなものを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。海外で話題の小説を、英語のまま読むために輸入する人もたまにはいるでしょうが、たとえその作家のファンでだったとしても、そこまでして新作を読もうとする人は多くはないですよね。
だから「日本語版が出る」ことは、手に入れやすさ、遊びやすさにとても影響があるんです。
あとは、メーカーさんの紹介があったり。
HABAっていうのはドイツの老舗で、木工の玩具屋さんでもあります。
だから詳しくない人でも、もしかしたら製品を見かけたことはあるかもしれないですね。
ボードゲームは、お子様向きやファミリー向けのものを中心に扱っている印象ですが、たまに大人向けも出してます。それなりに評価されている面白いものが多いです。
カテゴリー別におすすめのボードゲームのエリアもあります。
これは親子向けですね。
特に他の展示と連携しているわけではないので、いま手に入りやすいようなものからピックアップされているようです。
すごろくやさんがこれから発売予定の商品もおすすめされています。
大人でじっくりのおすすめ。
大人で? じっくり?
「大人でじっくり」の時点でなかなかの雰囲気ですが、「のおすすめ」まで来ると、文法的にそういうふうに扱っちゃっていいんだ…と思って、ドキドキしてくるのは私だけでしょうか。私だけでしょう!
最後は、知育っぽい話への言及や、主に家庭でボードゲームを遊ぶときの指南みたいな項目が並ぶエリアです。
「お父さんが買ってくるゲームがどうしてもズレています。」
会場に来た方の多くがSNSなどで話題にしていたのはこの項目ですね。
みんなが面白がっていたので、あえて私はお父さんの擁護に回らせてください。
だってわざわざ暑い日に家族連れてきて、これを観たお父さんが泣いてしまわないか心配ですよ私は!
ここでいうズレてるってたぶん面白くなかったってことですよね。
そもそも誰が買ってきたってズレるんだからしょうがないですよ、ボードゲームは。
だって遊んでみるまで分かんないんだもん。自分やその時の相手に合うかどうかなんてさ。
映画や漫画と同じことです。いつ出会うかも大事な要素。
だいたい、つまらなかったりおもしろかったり、一緒に味わうこと自体に価値があるんですよ。家族なんだからさ。
これからもいっぱいゲーム買ってきてたくさん一緒に遊ぼうね!お父さん!!
でも収納場所とか予算、そしてみんなの時間は有限だから、手当り次第はやめようね!!!
お父さんの話より、私がいいなと思ったのはこのあたりですね。
「子どもがゲームに負けるとスネてしまいます」とか「子どもが考えこんでしまってゲームが進みません」とか。
子どもを尊重し、親の価値観をむやみに押し付けないような考え方が理解しやすい形で提案されていると思いました。
ご家庭やお子さまごとにいろんなケースはあるとは思いますが、すごろくやさんが親子向けのイベントを行ってきた上で培ってきた知見が、垣間見える気がしました。
でもこれ、当のお子さまが読んだらどう思うんだろうな~、スネちゃわないかな~。
誰向きの展示なのかな~。
入り口でクイズ用紙を受け取っておくと、ここでうちわと交換できますよ。
このナンジャモンジャうちわ、裏返すとなんと、このキャラクターたちの背中が見れます。
実はそれってゲームのカードでも描かれていないイラストなはずなので、実は激レアなアイテムではないでしょうか…?
あとこのクイズ、会場に入ってすぐ左手の壁の影に回答が貼ってあるんで、ちゃんと答えを探しながらやりたい人は、いきなり見てしまわないように気をつけて進んでください。
そしてその答えを貼ってある横が出口です。見たければあとで戻ってきたときに見られるので安心してね。
物販です。
会場でおすすめされていた大抵のゲームがこの場で手に入りますよ!
先行販売や特別なセール品などはないですが、ボードゲーム展のチケットを見せれば割引があるそうです。
物販にはなんと完全防備のスタッフさんが待機しています。
最適なゲームを選んでくれたり、気になった作品をより詳しく説明してくれたり。
会場で「写真を見かけて気になったけどタイトルがわからなかったゲーム」なんかも、さっと教えてくれるはずです。
なんでも相談しちゃいましょう!
さて帰り道。
もしあなたが水道橋駅に向かうなら、あなたは気になるビルを見かけるはずです。
窓に浮かぶ、赤い「ボードゲーム」の文字が見えますか…?
そう、ここが、メビウスゲームズ!
日本では真っ先に名前のあがる、最古参のボードゲーム専門店のひとつです。
『カルカソンヌ』や『おばけキャッチ』は、ここから全国に旅立っていくと思うと感慨がありますね。
残念ながら感染症対策のため、会期中は店舗営業はお休みしているそう。
この場所を覚えておいて、いつか行ってみましょうね。
店舗はお休みだけど、オンラインストアはやってますよ▼
とても希少な、ボードゲームの展示イベントでした。
今回は、ボードゲームに慣れた方、初心者、大人だけ、お子様連れなど、特に対象を想定されていないようでしたので、幅広く、誰が行っても興味深く観られるところがあると思います。
すごろくやさんの独特な世界観を味わえるのも見どころ!
この週末までの会期ですが、行けそうな方はぜひ駆け込んでね。
『世界のボードゲーム展』について詳しくはこちら▼
すごろくやPresents 世界のボードゲーム展 | Gallery AaMo | 東京ドームシティ
会場:東京ドームシティ ギャラリーアーモ
開催期間:2020年8月14日~23日
入場料:300円(小学生以下無料)
この記事を書いたのは、なかよし。