これとこれは仲間だな~、とか。
あれとこれって似ているな~とか。
思うことありますよね?
そういう連想やペアの作り方のセンスが、他の人と共感できるほど高得点が狙えちゃう「即席ペアづくりゲーム」です!
どんなゲーム?
場に出された11枚の写真を見ながら、5つのペアを作る。
写真は1枚余る。
この余った1枚は「腐ったりんご」と呼ばれる…なんでかな?
11枚の写真は真ん中で数字の順に並べてあり、自分の手元には1~11の数字カードがあるので、ペアはそれを使って示します。
砂時計もゲームに付属していて、一応の時間制限があるから、なんだかちょっと気持ちが焦っちゃう。
砂時計を見せられるだけで焦っちゃうのが人間のさがってもんですね。冷静になってみると、実はそんなに時間制限は厳しくないはず。気持ちの問題。
ハフハフしながら、どうにか全員がペアづくりを終えたら、答え合わせをする。
同じペアを作っていた人が自分の他にもいれば、自分を含めた人数の合計がそのまま得点。自分しかいなければ0点。
腐ったりんごも答え合わせをして、これだけは人数×2点!
各自に集計シートが配れているので、そこに自分の得点を記入していく。
この作業を人数に応じたラウンド数繰り返して、総合得点が高い人が勝ちます。
たのしいね:遊んだ感想・レビュー
この日は4人で遊びました!
遊んだ4人は、何度も一緒に遊んだことはあるけれども、世代も属性も割とバラバラなメンバー。
だいたいこういう当てっこコミュニケーションゲームみたいなのは、普段の親しさがそのまま点数につながるパターンが多い気がするんですが、このゲームはそれが裏目に出たりするのが面白いと思いました。
いま振り返ってみると、最初はみんな不慣れだから、観点も揃いやすかったんじゃないですかね。
1ラウンド目は得点が高かったから、ちょろいぜ~って思ってた。
しかし2ラウンド目からは急に雲行きが怪しくなった。
たぶんちょっと学習したせいで、下心が出ちゃったんですよ。
「このパターンならみんなさっきこんな風にペアってたな」とか「この写真わかんねーけどあの人はこれとこれをセットで考えてるに決まってるわ!」とか。
そんなのをお互いにやりだしたら、そりゃすれ違いますよね!
やばやば、やばば!ってなる。逆に笑っちゃう。
そういうセンスを誰かと共感できる嬉しさもありますし、孤立するおかしさもある。なんで誰もこれに気づかないんや!みたいな妙な自信と憤りが湧いてきたりもする。
「ペアを作る」って単純で、簡単なように思うじゃないですか。
でも写真のどこを見ているかって、人によって違うんですよね。
そんでもって当然、何を重視するかも違う。
ある人は「丸いよね!」と形の話をするし、ある人は「木製だから」と素材を言う。
同じペアを作っていても「青いから」と「空だから」みたいに、その理由が違ったりもする。
発見がある良い遊び!
広くオススメしやすいゲームです。
『適当なカンケイ / Qui Paire Gagne / Pluckin' Pairs』
3-8人用 /12歳以上 /約50分
作者 Stephen Glenn
R&R Games (2012)
※2018年秋にすごろくやさんから日本語版が出るそうです!
ランダムに選ばれた写真11枚を見て、主観で5つのペアに割り振ってから他の人とのマッチングを確認する、やいのやいのと盛り上がる超おすすめボードゲーム『適当なカンケイ』日本語版の「製造一番搾り」が届きました。2週間後近辺の入荷・発売を予定しています。お楽しみに! pic.twitter.com/su4Ad2zyMI
— すごろくや (@sugorokuya) September 14, 2018
この記事を書いたのは、なかよし。