#たのしいね

楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。映画とかボードゲームとか、ときどきミュージアム。

【ボードゲーム】 シンプルなルールが生み出す豊かな選択肢『箱庭鉄道 / Mini Rails』

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これはなに?

台湾のボードゲームメーカー「Moaideas Game Design」による作品。

「箱庭鉄道」というタイトルから、どんなゲームを想像しますか?

自分だけのちいさく囲われたマップを使って、敷けた鉄道の長さを競う。とか。

自分の鉄道を特定の場所まで最初に到達させた人が勝ち。とか。

ノンノンノン。

このゲームでは、マップはひとつ。そして、そこに敷かれていく6色の鉄道路線は、みんなのものです。

プレイヤーは投資家となって、鉄道を伸ばしたり株を買ったりしながら、鉄道がもたらす勝利点をなるべくたくさん稼ぐことで勝敗を競います。

 

どんなゲーム?

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全部で6ラウンドやります。

プレイ順は最初のラウンドだけ適当に。
以降は、前ラウンドで自分が選んだ行動によって、順番が変わります。

目的は鉄道会社に投資してたくさん儲けること。

鉄道会社は6色のチップになっており、チップを選ぶことで、株券とレール、2種類のアクションのうちどちらかを行える。

各ラウンドで、プレイヤー全員の合計手番数より1枚多くのチップが用意されるけれど、何色が何枚ずつになるかは分からない。自分がほしいのが来ると良いが、手番が遅いと来ても他のプレイヤーに取られてしまうかもしれない。

ラウンドごとに、プレイヤーには2回の手番が回ってくる。そのうち1回は株式を買い、もう1回は鉄道を伸ばす。どちらを先にやっても良いが、とにかく1回ずつしかできない。

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レールを伸ばすと、株券の価値が増減する。とはいえプレイヤーが所有している株券にしか、その影響はない。だから基本的には、まず株券を買って、その色の価値を高めたいよね。

でもチップも手番も限られているので、レールを伸ばすと、株券が買えない、株券を買うと、レールが伸ばせない、みたいなことになる。

さらには、各ラウンドごとに誰にも使われずに余った色のチップだけが、最後の得点計算時に有効になっていく、というおそろしい仕組みもある。

だから、株券は手に入れたし価値も高まったけど、最終的な勝敗にはなんの影響も与えないんだね…ということもある。

そういったことを、みんなでチップを奪い合いながら遊ぶゲームです。

 

準備からワクワクできちゃうゲーム

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バラバラな部品でボードを組んで、カラフルなチップをじゃらじゃらさせるので、かなりワクワク。

遊びの内容といたしましては、取れる選択肢が「株券の購入」または「レールの敷設」しかなく、しかも1つめの行動を決めたら2つめの行動も確定するので、実に簡単だね!

と、思いきや。

もちろん盤面や手番順によって、「明らかにここはこうすべき」みたいに絞れる状況は多々あることでしょうけれど、2つの選択肢にそれぞれ選べる6色が掛け算として考慮されるわけで、実際にはもっとたくさんの豊かな選択肢があるわけです。次の手番のことも意識しない訳にはいかないしね。

一見シンプルだけど、ぜんぜん単純ではないのだ~。
でもシンプルに見えるところがすごくえらい。

誰かと同じ色の株券を後から手に入れて漁夫の利を得ようとしたり、誰かが単独で持っている有効な株券の価値をどんどん下げたり。抜け駆けしようとしてもバレバレになっちゃうし、仲良くするだけでも、意地悪するだけでも、そう簡単には勝てません。

わかりやすいルールでありながらも、他プレイヤーとの高度な駆け引きが楽しめるやつでした。

 

『箱庭鉄道』
3-5人用 /15歳以上 /約45-60分
Mark Gerrits
Moaideas Game Design (2017)

 

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この記事を書いたのは、なかよし。