『マジック展』に行ってきたよ!
マジック・ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)をご存知でしょうか?
どっぷり知っている、骨身になっているような方もいる一方で、まったく何も知らない人生を過ごしている方もまた、少なくはないはずです。
とはいえ、25年もの歴史を重ねてきた、裾野の広いゲームタイトルです。何かの機会に耳にしたり、広告をどこかで目にしたり、したことくらいはある方がほとんどではないでしょうか。
私も「まったく知らなくはないけど、ほとんど知らなかった」程度の、ひとりです。
そんな私でも行って楽しめるイベント、『マジック展』の話。
マジックと私
マジック:ザ・ギャザリングというものに、ずっと関わらずに来た私。
ちなみに遊戯王やポケモンカードなどほかのTCGも知らず、触らず。
しかしこの夏、生まれて初めてマジックを遊ばせてもらう機会があり。
なんとなくプレインズウォーカーとか、マナ!みたいなことの意味が掴めてきたくらいの遅咲き魔法使いです。(プレイヤーはみんな魔法使いなのだと聞いた!)
自分のデッキ(魔法使いが持つ呪文書の束!)はまだ作れておりません。土地(魔力の源!)がなくて。
とはいえ、ちょっぴりかじったからには、興味も持てるようになってきますよね。
折よく、25周年を記念するイベント『マジック展』が、馴染みの立地、新宿のルミネゼロで行なわれるという情報を聞きつけまして、行ってきました。
ルミネゼロへの行き方
会場は『新宿ルミネゼロ』。
ここにすでにひとつめのハードルが存在することに薄々お気づきかも知れませんね。
ただでさえ新宿駅は「LUMINE1」「LUMINE2」「LUMINE EST」に囲まれており、最近は同じルミネ系列の「NEWoMan」なんて建物があり、入り口でルミネカードのプロモーションをしてたりします。
ルミネゼロに行きたいあなたに、新宿で道に迷わないくらいには馴染みのある私ができるアドバイスは唯一つ。
「バスタを目指せ!」
そう、ルミネゼロは、新宿の新しいバスターミナル『バスタ新宿』という建物の上階にあるのです。
バスタ新宿に行けば、甲州街道沿いにルミネゼロ行きのエレベーターの入口があるぜ!
エレベーターでも階段でも、たぶんエスカレーターでも、とにかく行けるぜ!!
激混みの朝
で、今日は実はイベント初日だったんですよね。
ちょうど新宿に行く予定があったので、そのついでと思って午前中に会場に向かったら…すごい列!
私ぜんぜん状況が想像できてなくて、こんなことになってるとは思わなかった。
もうビビっちゃって、こりゃ無理だなって思って、この真中を通った先でエスカレーター降りて、途中のトイレだけ借りて地上に戻りました。
聞き耳を立てたところによると、15時くらいまでに会場限定の物販の整理券の配布があるとか。行列はここだけでも2箇所に別れてたんですけど、最後尾があるのは屋外、テラスまで列が続いていたんだとか。
どひゃー。
MTG25年目の歴史、希少な実物、原画、世界観
そのまま新宿にいて、日も暮れ始めて帰る気満々になった頃。
twitterで様子を伺ったところ「もう待たずに入れる!」的なツイートがあったのを信じて、ルミネゼロに出直してみることに。
着いたのは18時くらいだったでしょうか。
ほんとにもうガラガラになっていました、やったね。
入場料500円を払って、いざ!
入り口そばには、マジックの考案者であるリチャード・ガーフィールドの直筆メッセージが。
「日本のみなさん、マジックをグレートにする力を貸してくれてありがとう! どうぞゲームを楽しんでね!」
最初のコーナーは年表、そして歴代セットの紹介。
いくつも版を重ねながら歴史を紡いで来たのですね。
私のような日の浅い魔法使いにはぜんぜん情報の厚みが読み解けませんけれども、仲間同士で来場して、立ち止まってはハフハフしているような他のお客さんとともに、雰囲気を味わえるのはなんだか楽しいものです。
私にも分かったのは、熊ちゃん。
最初のセットに登場したこの灰色熊は、その汎用的なステータスから、後に続く同様のクリーチャーたちの元祖となり、なんでもかんでも「クマ」と呼ばれるようになった、というエピソードを持つ。
各セットで代表的な?カードには、その実物と、おそらくはこのイベントのために用意されたこのような解説コメントが添えられていました。
プロツアーの決戦テーブルを模した展示。
記念撮影用のスポットらしかったのですが、私の行った時間には誰もこのテーブルには近付きもせず。
遠巻きに対戦映像を眺めていました。
で、このあとがおそらく今回のイベントの目玉エリアだと思われるんですが。
『ブラック・ロータス』の実物は雰囲気がすごい
封印されし超強力カード「パワー9」の実物を観られるコーナー、カードイラストの原画のコーナーなどがありました。
一般的な価値で言うところのマネーに換算すると1枚数十万円するようなやつです。
でもそのようなエリアは、撮影禁止だった!
ので!
実物は!
どうぞ現地で!!
希少なカードの数々、物々しいディスプレイ、警備員さんたちが目を光らせている様子には、無知な私にも伝わる、圧倒されるような雰囲気がありました。
そのあとは、マジックにインスパイアされた短編アニメ作品の上映や、これから公開予定の最新セット『ラヴニカのギルド』の情報が観られるコーナーがありました。
お土産にはキラキラのプロモーションカード『セラの天使』とポストカード
展示エリアを出ると物販コーナーがあり、さらにその先のテーブルでチケットの半券と引き換えにプレゼントがもらえました。
『末裔の道 / Descendants' Path』の絵柄のポストカード、そしてキラキラなプロモーションカード『セラの天使』の2つです。
ポストカードは原画の中でもかなり目を引いた作品のひとつだったので、もちろん原画ほどではないですけど、カードと比べ物にならないサイズでもらえて嬉しい。ふつうに物販にポストカード売ってても良かったのになと思いました。
プロモーションカードは、配布しているくらいですからゲーム的にはそんなに強くはないのかも知れないですが、いままで厳重に管理されたアクリル板越しに眺めてきたカードの実物が、いま手の中にあると思うと、なかなか感慨深いものがあります。
しかも光の加減で色が変わるようなキラキラ加工になっているので、素人目にはありがたみがすごい!
これを呼び出せるようなデッキを手元にひとつくらい持つべきでは?というような気持ちが高まりました。
バスタ新宿オススメスポット
ルミネゼロを擁するバスタ新宿ですが、新宿始発のバス旅行をする機会がなければなかなか行く機会もないのでは?
私の知ってるちょっとしたお楽しみスポットを紹介しますね。
まず4階、バスターミナルのフロアです。
ここにはあまり大きくはないですが東京土産を扱う売店があります。他では東京駅とかに行かないとなさそうなラインナップもありそうだったので、何か物入りのときはチェックしてみてください。
それから屋上庭園。
実はバスタは、地上から7階まで、屋外の階段で登れるようになっているんです。7階は夕方には閉まってしまいますが、畑をレンタルスペースしています。6階はレストランフロアで外にテラス席もある。5階がルミネゼロ。マジック展の待機列はこの5階のテラスにあったようですね。4階、3階と階段が続いているので、散歩がてら歩いて観るのは楽しいですよ。
これは6階のテラスからの眺め。
新宿駅のホーム、走っている総武線、そして遠くに代々木駅が見えますね。左側のビルはタカシマヤタイムズスクエア。百貨店にニトリと東急ハンズが併設されており無敵のデパートといってよい。
タカシマヤは特に地下の和菓子、洋菓子がひろびろしていておすすめ。和菓子エリアの『銘菓百選』というコーナーでは全国の銘菓がたくさん、日替わりで入荷しているのでいつ覗いてもたのしい。
バスタおとなりの新しい商業施設、NEWoManにはしごしてみるのもいいですね。バスタとは、地上と2階でつながっています。
マジック展のあと、そうやってテラスを降りながらすこし風に吹かれていたら、ちょっと肌寒く感じました。
もう秋ですね~。
『25th Anniversary マジック:ザ・ギャザリング展』
会期:2018.9.11~9.17
入場料:¥500 会場:新宿ルミネゼロ(東京)
公式サイト▼
25th Anniversary マジック:ザ・ギャザリング展
この記事を書いたのは、なかよし。