#たのしいね

楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。映画とかボードゲームとか、ときどきミュージアム。

【コラム】万人にはオススメしない『カタン』- 近代ボードゲームにおける革命の狼煙

カタンの開拓者たち スタンダード版 (2011年版)

ボードゲーム好きの中には
まずこの「カタン」を起点にして
ボードゲームについて考える人も多い

なぜなら「カタン」は革命の狼煙だったの

今日するのはそういう話。

 

 

『カタン』がもたらした革命

ボードゲームと聞いて思い浮かぶもの

ボードゲームをやらない人が
ボードゲームと聞いたら

まず思い浮かぶのは
「人生ゲーム」ではないでしょうか

あるいは「モノポリー」でしょうか

はっきり言うと
これらのゲームは

ドイツ発のタイトルを主流とする
昨今のムーブメントが指す
「ボードゲーム」とは
異なるジャンルの遊びです

「人生ゲーム」は
とても楽しいゲームだし
「モノポリー」もそう

どちらも世界的に有名な
定番のゲームです

しかし弱点がある

それは遊ぶ時間が
「長い」ということです

 

「人生ゲーム」や「モノポリー」は時間がかかる

「人生ゲーム」って
家族や親戚と普通に遊ぶと
2時間は余裕でかかりませんか

ルーレット回したりお金数えたり
マス目を読んでわいわいしたりね
案外たくさん時間が過ぎる

そして「モノポリー」は
2時間なんかじゃ
済まないですよね
わかりやすいゴールマスもないから

つまりどちらも
日常的に遊ぶには
時間がかかりすぎちゃう

そのため日本では
「人生ゲーム」や「モノポリー」は
お正月などの定番ゲームという
印象も強いのでは

時間がたくさんある時なら
ファミリーで遊ぶという
出番がありますからね

ご飯に呼ばれて
途中で終わらせて片付けるのも
まあいい思い出

 

「カタン」は1時間で遊べちゃう

「遊ぶのにかかる時間」という点で
「カタン」は革命でした

わずか1時間で
ゲームが終わるんです

しかも「モノポリー」ほどの
ルール量があるにも関わらず

「人生ゲーム」からすれば
とてもルールの量は多いけど

その分「カタン」は
とても奥の深いゲームとなりました

「カタン」では
「モノポリー」と同様に
プレイヤー同士で会話で行う
「交渉」がとても重要

自分に有利になるように
とはいえ相手に断られないように
うまく交渉を持ちかける

交渉する気がないなら
カタンなんかで遊ばない方が
マシだと思います

ほかにも面白いゲームは
腐るほどあるし

有名だという理由だけで
カタンを選ぶのは勿体ない

 

「カタン」以降のボードゲーム

そんなわけで
「カタン(旧題:カタンの開拓者たち)」が登場した
1995年頃を境にして

以後は1時間以内に
遊べるようなゲームが
相次いで発表されるようになりました

しかもその多くが
「プレイヤーの選択で優劣が決まっていく」
という内容だったのです

ルーレットやダイスの運から
プレイヤーの力を問われるという方向に
ゲームの流行がシフトしたとも言えます

しかも奥が深く
短時間で濃密に遊べるように

ボードゲームが好きな人たちのいう
「ボードゲーム」が
「人生ゲーム」や「モノポリー」とは
異なるのはそういうところです

 

『カタン』ってどんなゲーム?

カタン島という
架空の島を開拓します

この島では鉄や麦
石や木に羊なんかの
資源が出ます

この資源を使って
街道を築いたり
街を立てたり
都市にしたり
あるいは港に行ってみたり
そして様々な文化的施設を
立てることもできます

しかしこの島には
盗賊もよくあらわれます

盗賊への対策には騎士を使い
被害を減らす必要もあります

あれこれ書きましたが

まずサイコロを振れば
出た目の資源をもらえます

この資源を交渉し交換したり
何かを建てるのに使ったりする
ゲームです

開拓を進めて
合計10点取ったら勝ち

 

私が『カタン』に思うこと

よく遊ばれているけれども万人向けのゲームではない

このゲームは
ファミリーゲームと呼ばれたり
有名だからという理由で
初めての人にもオススメされたりします

もちろん人気もあるし
ドンキホーテや大手の量販店など
全国各地で買えるから
遊んでる人もよく観ます

ボードゲームカフェなんか行っても
遊んでるのをよく見かける

でも私はね
少し待って欲しい

だって「カタン」は
万人にオススメできるゲームではない

 

「カタン」の面白さと難しさ

「カタン」の面白いポイントはさ

1. 交渉
2. ヘイトコントロール
3. 戦略
4. 奥深さ

だと思うの

交渉できないなら
『街コロ』を遊んだ方が絶対素直にたのしい

他のプレイヤーを蹴落として
勝つことを目指さないなら
『カルカソンヌ』を遊んだ方が絶対たのしい

先々を考えた戦略を練らないなら
『ストライク』の方が絶対たのしい

奥深さによる競技性が高いから
不慣れな人と慣れた人とでは
まともに遊ぶのは難しい

 

「カタン」をオススメできる人できない人

だからさ
おっしゃ!難しいゲームやって
全員倒して勝つぞ!みたいな
モチベーションがあればいいけど

そうじゃないなら
そもそもルールがたぶん
思ってるより多いし

いざ遊び始めてみても
「あ!わたし勝てそう!」とか
盤面から判断しにくいし

古いゲームだから
出遅れた人への救済措置みたいなのも
整備されてない

「あの人がああだから私はこうする」とか
戦略を立てるにも修練がいるからさ

そういうつもりがないなら
『カタン』は選ばない方がいいと私は思う

あるいはすでに遊んじゃって
ボードゲームって苦手かもと思ってたら
試しに他のゲームで遊んでみて欲しい

自分に合うボードゲームが
他にたくさんあるはず

そういうハードルを乗り越えて
仲良しな友だちと遊べるなら

「カタン」はそりゃー
最高なゲームだ

ランダムマップで
遊ぶたび可能性が広がるし
拡張版だってある

一生遊べちゃうかもよ

 

『カタン スタンダード版』
3-4人用 /8歳以上 /約45-60分
日本語版 GP(2015)

 

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この記事を書いたのは、まこと