これはなに?
ジュマンジの20年後の続編。
ほら、太鼓の音が聴こえてくる…。
どんなもの?
全自動すごろくだった、ジュマンジ。
「ボードゲームなんか誰もやらない」なんて言われたら、びょびょびょっとゲームソフトになりました。
自力で形を変えられるなら、自分で歩いたり飛んだり、とにかくもっと目立つところに移動することもできるのでは?まあそれはいいとして!
1996年に最先端だったゲームソフト「ジュマンジ」も、2017年にはすっかりレトロゲーム扱い。どういう経緯かわかりませんが、学校の地下室に保管されていました。
で、素行の悪さのバツとして居残りを命じられ、地下室の掃除をすることになった4人の高校生は、あの太鼓の音を聴くことになるのです。
たのしいね!
流れるような格闘アクションは見ごたえがあるし、全編通じて笑いどころも多くて楽しいです。ジャック・ブラックが面白すぎてケヴィン・ハートがかすみがちですが、劇場でもっとも笑い声が上がっていたのはドウェイン・ジョンソンとカレン・ギランのキスシーンでした。
前作の記憶が新鮮なまま劇場へ行きましたけど、ぜんぜん必要じゃなかった!でも前作の知識があると楽しめることは増えます。「アラン・パリッシュここにあり」のくだりなんか、一瞬だけどもじわっとするよね。
一部マーベル映画観た人にとっては、ネビュラ姉さんの素顔が観られるところもありがたみが深いんじゃないでしょうか。
https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix/character/nebula.html
「ジュマンジ」って、作中では、呪いのゲームとかいう扱いだし、もうやりたくない!って感じで埋められたり川に流されたり壊されそうになったりするけど。
私はさ、ジュマンジ、ほんとは良いやつなんじゃないか?って思うんですよ。これ前作からの話をしてるんですけど。
だってさ、ゲームから与えられる試練は、唐突で理不尽で到底超えられなさそうな難易度に見えるけれども、プレイヤーや周囲の人も結局さ、誰も取り返しがつかない形にならないし。命落としたりとか。消えてなくなったりしないものね。ズルをしなければ直接的な「制裁」もないわけだし。
そんでもってクリア後はさ、何もかも消えるとかいいながら、プレイヤーの記憶までは奪わないままで、元の生活に戻れるわけじゃない?
で、そのとき抱えていたプレイヤーの問題、もしかしたら人生の危機や転機に対して、大きく変わるきっかけを与えてくれた形になってる。
日本では前作も今作も公開時期が3月とか4月にずれてるんでピンと来にくいけど、本国ではどちらも12月公開のクリスマス映画。
もしかして、そう、これは、クリスマスキャロル。
ジュマンジという名の精霊が、スクルージおじさん的なちびっこたちを改心させる物語だったのです!
ほんとか?
次回作もやるという話らしいから、あんまり本国と差がない公開だといいね!!
ドウェイン・ジョンソンも優しい目をしている。なかよし