これはなに?
大河ドラマ『直虎』の第44話「井伊谷のバラ」を観ての感想です。
日本史の知識の9割が「真田丸」でできている私が、「直虎」を観ながら思ったことを適当に書きます。
ちゃんとしたあらすじは、NHKの公式サイトを観てね。
ついに物語の舞台が天正6年に移りました。長かったね~天正3年。
菅田将暉井伊万千代は未だに小姓の身分ではございますが、ついに初陣を迎えることとなったようです。
どんなもの?
まずはいつもの。
主な登場人物の実年齢を確認してみましょう。
●天正6年(1578年)頃
・井伊直虎:43歳
・井伊万千代(虎松):18歳
・小野万福(亥之助):20歳
・徳川家康:36歳
・徳川信康:20歳
・真田信繁:12歳
財前直見こと母上のことは、「母上」としか認識していなかったため、祐椿尼(ゆうちんに)という名前がすごく新鮮でした。
そしてやはり生年不詳なんですよね。
推定ですが、直虎が40を過ぎているので、天正6年では60歳くらいだったのではないでしょうか。
たのしいね!
さて菅田将暉万千代は初陣。
万福も着せてもらっています。
いざ戦場へ、と思いきや。
鎧兜のフル装備が観られるのはこの出陣式?みたいなシーンだけで。
あとは家康付きの小姓として陣から出してもらえません。
「殿は私は飼い殺すつもりではないのか?」という万千代の苛立ちにも、「そうなんですかね~?」と答える万福。
以前だったら上手にいさめて励ましたりしていたと思うのですが。小姓として4年目になり、万千代万福との間柄もすこし変化したのでしょうか。
意地の寝ずの番にも付き合いきれず、居眠りしてみたりするの、いい感じだなと思いました。
寝ずの番などを必死にアピールして、なんとか戦場に連れて行ってもらおうとしますが、やっぱりだめでした。
「日ノ本一の小姓っぷり、見せてくれ」と阿部サダヲ家康に肩を叩かれます。
今回の活躍フラグです。
万福が昼寝をしているうちに、陣の隅々まで見回りをし、侵入者用の罠を張り巡らせ、という下準備とはあんまり関係なく、機転を効かせて本当に賊を捕らえます。
槍で。
※ドンはありません。
関係ないんですけど、以前井伊直政について軽く調べたときにね。
「寝所に侵入した忍者を打ち取るなどの武功」とかいうエピソードを見かけてて。「ウヒョーそれって出浦昌相殿では?暗殺エピソードでは?」と密かに興奮し心待ちにしてたんですけどね、違いました。真田丸のあのシーンはまだまだあとの歴史なのでした。ざんねんだ。
それで、家康の窮地を直接救ったわけですからね。
側近一同も納得の大手柄です。
万千代はご褒美に1万石を与えられます。
いきなり1万石も頂いてビビってワナワナする万千代。
石って土地で取れるお米の量の単位だから、所領をもらったって認識なんだけど合ってますかね。
そんな感じでいきなりもらえるものなんだな~。元服前の小姓の身分でどうやって治めるんでしょ。そりゃビビりますよね~。
1石はお米150kgですから、1万石は150万kg。
ええと、実勢価格で10kg5000円とすると、概算で7億5千万円くらいでしょうか???
今より生産効率は低いでしょうから、もっと価値あるかもね?
そりゃビビりますね~~~!
一方、井伊谷では。
直虎の母上のお加減がよろしくないという状況。
万千代も呼び出されて、しぶしぶ顔を見せに戻ります。
柴咲コウ直虎とも話をする機会を得ますが、何も円満には収まりませんでした。
万千代は「井伊谷を治めるために協力する気がないなら、力づくで奪って見せよう」といった決意を新たにしました。
直虎も「やれるものならやってみよ」と受けて立つ方針。
どうなっちゃうの~?
つ、づ、く。
<44話の個人的なハラハラポイント>
捕らえられた賊、「近藤」って名乗ってたよね。こんどうぶすけ。そして次回予告には一族郎党皆殺しにせよのセリフも。もしかして井伊谷領主の近藤康用殿、そういった角度からの突然の窮地…?
大河たのしいね!なかよし