#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

太守様カッコイイ…/// ― NHK大河ドラマ 『おんな城主 直虎』 第45話 「魔王のいけにえ」 

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これはなに?

大河ドラマ『直虎』の第45話「魔王のいけにえ」を観ての感想です。ちなみに上の画像は太守様ではなく、よく出来た嫡男、信康です。

「真田丸」ですっかり大河視聴がスケジューリングされた私が、「直虎」のストーリーを反芻します。

これから観る方にも本編を楽しんでもらえるように、細かいところや核心的な仕掛けはなるべく伏せて書いてます。でもどこにそんな需要があるのだろう(笑)

ちゃんとした情報は、NHKの公式サイトを観てね。

www.nhk.or.jp

信長ってこわいね~~~!!
天正7年です。不穏不穏!

 

どんなもの?

まずはいつもの。

主な登場人物の年齢を確認してみましょう。

 

●天正7年(1579年)頃

・井伊直虎:44歳

・井伊万千代(虎松):19歳

・小野万福(亥之助):21歳

・徳川家康:37歳

・徳川信康:21歳

・織田信長:46歳

★明智光秀:51歳

・真田信繁:13歳

 

菜々緒瀬名様の年齢はわからずでしたけど、家康と同じくらいの時期に人質になっていたのだし同じくらいの年齢かなと思います。

そして信康、21歳にしてあのカリスマですよ。
もはや信康が輝けば輝くほど心が痛いんですけどね。

信康があっての真田丸の星野源秀忠の扱い、すごくよくわかっちゃう。。。

今回新たに調べたのは明智光秀。めっちゃ白髪で登場したから、どんな老年なのかと思ったけど大したことなかったです。年齢に合わせたメイクというより、人物描写のための表現なんでしょうね。たしかに信長をみれば「そりゃそうだよな」って思う。あんなこわい人いないでしょ。いないよね?

 

たのしいね!

さて阿部サダヲ家康に三男、のちの星野源こと長丸が誕生。※真田丸観てね

面白くないのが顔に出ちゃってるのは、岡崎城の瀬名様です。

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前回44話で家臣が家康の暗殺未遂をやらかしたため、信康の治める岡崎は立場が悪くなっているところにこの知らせ。ただでさえ弱い立場が、もっと弱くなってしまうのではないかと懸念しました。

しかしよく出来た嫡男、信康殿は「岡崎は喜んでおった」と応じます。

 

それでも焦る瀬名様。

信康に世継ぎが出来れば挽回できるはずと考えて、側室を設けることにします。

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井伊に良いおなごはいませんか?との文を貰った柴咲コウ直虎。

お家騒動の気配がするところに近づいてもろくなことがないと考え、スルーすることにします。

 

この機に乗じて、海老蔵信長の目が光ります。

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娘婿である信康との関係を強めようと、信康に従五位の下を与えようとします。
今年の信長もめっちゃこわい。

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よく出来た嫡男、信康殿は「信長がお父上であるというだけで十分心強いので、お気持ちだけ頂きます」と言って断ります。

 

信長は「そういうことならじゃあもうしょうがないね」と思ったみたいです。
信康が手駒にならないというならば…!

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圧を掛けてくる明智光秀。

「徳川が裏切ろうとしてるって娘に聞いたんだけど?」と迫ります。

徳川の重臣、酒井忠次はビビって「いや家康はそんなことしません!」って明言しちゃいます。

 

忠次の話を聞いて、阿部サダヲ家康、大激怒。

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阿部サダヲ家康がこんなに感情を露わにしたのは、この回が初めてだったんでしょうか。

忠次の返答は「信康が裏切り者だ」って宣言しちゃってるのと同じことだからです。

信長はこの4年前の天正3年には「征夷大将軍」に匹敵する位にも付いていたそうなので、すでに事実上の天下人です。天正7年のこの頃には安土城も完成したばかりで、まさに最盛期に入ったと言っていいでしょう。

家康としてはどんなに信康のことが大切でも、この信長からの難癖に対して、離反したり武力で逆らう選択肢はないように想像されました。

それでも信康を護るべく、信長への申し開きを検討しようとするものの、岡崎では瀬名が信康の側室として武田の元家臣の娘を迎えたと聞いて、いよいよ状況が悪くなってきました。血縁=同盟みたいなものですものね。

 

そんな流れは知らず、直虎。

良いおなごはいませんが、子宝祈願をいたしましょう。
そういうことで岡崎を尋ねてきました。

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瀬名様との再会をよろこんでいるところ(かわいい)。

同じタイミングで、信康を捕らえにきた家康や万千代万福たちを、目撃することになるのです。。。

 

信康は何もしていない!と騒ぎ出す岡崎の家臣たち。
それをなだめる、よく出来た嫡男、信康。

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そんな信康の背中を見つめる家康。

無表情に徹していますが、心中は察して余りありますね。
なんでこんなことになってしまたんや…。

 

このシチュエーション、視聴者として思い出すのは、かつて今川の支配下にあった井伊家でも、難癖で首を差し出せと命じられた、井伊家の嫡男、寺田心くん虎松のことですよね。

あのときは高橋一生政次が、農民の子を身代わりに仕立てて守ってくれたんでしたっけ。

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いまは菅田将暉万千代として。

みんなに見守られて、こんなに立派に大きくなりました。

 

信長に向けた役回りを淡々と推し進めているかに見える家康、裏では今川氏真に助力を願い出ていました。

頼られた太守様、前のめりで応じる構え。

どうなる、信康!
どうなる、瀬名様!

次回、今川氏真が歴史を変える!?

つ、づ、く。

 

<45話の個人的なハラハラポイント>

・この話の流れだと、直虎が井伊谷から信康の側室を出していれば、武田家との関係を余計に疑われることもなく、申し開きをして踏みとどまれる道もあったということでは…。

・家康のお母さんにぜんぜん愛着がなかったので、突然出てきて「長丸もいるし大丈夫、信康切っちゃえ」っていわれて「わかりました」ってなっちゃう家康の気持ち、いまいち分かりませんでした。

・「どうか力をお貸しください」と家康からの文を受け取った太守様、「断る理由がない!」と目をギラギラさせていて、めちゃんこ頼もしくてカッコよかったね。密書があぶり出しで書かれていると、一瞬で気がつくところも冴えに冴えてました。急に好きになっちゃう。

 

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大河たのしいね!なかよし