これはなに?
シャーリーズ・セロンが冷戦末期、東西統一を間近に控えたベルリンに潜入する、本格スパイアクションムービー。
とりあえず予告編置いときますね。
どんなもの?
主演は、最近メキメキとアクション女優化しているシャーリーズ・セロンです。
英国の諜報機関、MI6の脱出、情報収集、戦闘の専門家として登場。女ジェームズ・ボンドとかってコピーが踊るのは、007もイギリスのエージェントだからですよね。
彼女がオスカーを受賞した『モンスター』は観ていないのですが、『プロメテウス』や『スノーホワイト』で立て続けにヴィランっぽく登場してるあたりから案外良い人なのかな~と思っていて、油断してたら『マッドマックス』で主役を食わんばかりの存在感を発揮して。今回の抜擢にはなるほどなるほど~といった感じです。
次に画面に映っている時間が長いのは、ベルリンで合流する現地エージェント、ジェームズ・マカヴォイ。
ジェームズ・マカヴォイといえば『X-MEN』の映画シリーズにおけるヤング時代のプロフェッサー役ですよね。その前は『ウォンテッド』で、アンジェリーナ・ジョリーに巻き込まれちゃうナードっぽい青年。キワモノばっかりでちゃうのかと思ってたけどシャマラン監督の『スプリット』…もやっぱりキワモノか? シャリーズ・セロンを翻弄する本作もやっぱりキワモノ感。印象にはすごく残ります。
たのしいね!
まだ観ていない人には伝えておきたい。
本作は明るく楽しい娯楽大作ではないです。陰謀渦巻く本格スパイサスペンスです。そして青アザと出血のリアル格闘アクションです。カースタントも少々。見ごたえはすごくある。観たことないものが観られる。
観た人とは感想を分かち合いたい。
でもこれ誰がどうなって何をどうしたかぜんぶ分かった?なんかすごいものを観せられた気はするんだけど…もう一回観たほうが良い? でもとにかくすげえもん観たよね??
十分に説明できる自信がないので今回は解説とかしません。
スタント出身で『ジョン・ウィック』も手掛けたデヴィッド・リーチの初監督作品であるとか、体格で劣る女性のリアルな格闘アクション―ジェイソン・ステイサムなら拳一撃で沈める相手にパンチとキックを10発当てる―を見どころにする話とかは、ほかのところでいっぱい聴けるでしょうし。
じゃあ何を書くか?
決まってるよね、ソフィア・ブテラちゃんについてです。
私は今回も劇場にソフィブーを観に行ったといっても過言ではない。
※この話題については本ブログ内の別記事、『ザ・マミー』の感想も合わせてお楽しみください。
とはいえ本作でのソフィア・ブテラちゃんは脇役のひとり。
印象的な役割はちゃんとありますけどね。画面に映る回数を比べたら、全キャスト中5本の指には入らないかもしれないなって感じです。なんならMI6の上司のセリフがほとんどないおっさんとか、名前も呼ばれないロシアの中ボス級モブにも負けてそう。ずっと首にコルセット巻いてる人。
そんなソフィア・ブテラちゃんの本作の見せ場は、やっぱりここになるのでしょうか。
シャーリーズ・セロンとチューしたりイチャイチャしたりするの、ヒャー!
シャーリーズ・セロンに壁ドンもされちゃうよ、ヒャヒャ―!
それにしてもソフィア・ブテラちゃんといえば、ベールを被った謎の部族の女だったり、両足義足の暗殺者だったり、白塗りの宇宙人だったり。
挙げ句の果てには世界を滅ぼす力を持ったミイラだったりしてきたので。
ここにきてようやく普通の現代人(まあ30年以上前の設定だけど)の役で、大きな映画にクレジットされたんだよなって思うと感慨ぶかいところはあります。
やっぱりとってもチャーミング。
個人的には、人外扱いでもまったく不満はないので、ハリウッドの皆さんはこれからもじゃんじゃんソフィブーに活躍の場を与えてくださるなら、これに勝る喜びはございません。何卒よろしくお願い申し上げます。
あともちろんシャーリーズ・セロンも過去最高に素敵でした。
次作も楽しみにしております、なかよし。