これはなに?
東京上野の、国立科学博物館で行われているエキシビジョン。
国立科学博物館には、特別展のスペースのある地球館と、日本館という2つの建物があります。どちらを眺めても、建物1つだけで1日いられるぐらい充実した展示のある施設です。
企画展に入る時は、専用の入り口からチケット売り場に並びましょう~。
どんなもの?
さて、今回は人体展。
人体、及び人体研究についての展示。
古代からの流れ、想像から観察、実験などの歴史的な流れの紹介から、現在分かっている人体の構造を、骨や筋肉、血液、循環器系、呼吸器系、などの分野ごとに学ぶことができる内容です。
ふだんの国立科学博物館の企画展ではたいていスピンオフ企画程度の扱いになっている第二会場まで、遺伝子研究に関わる展示が続いていて。
見応え、ボリュームたっぷりな力の入った展示でした。
お土産コーナーも盛りだくさん。
本編に登場しなかったような人体関係のゆるキャラなどがたくさんいたり。
人体展のロゴがなければパンクロックのファングッズにしか見えなさそうな、スカルアクセサリーやスカルTシャツなどがそこかしこに。
はたまたグロ系サブカルグッズと勘違いされちゃいそうな臓器を全面にあしらった…まあとにかく、会場で実物をご覧ください(笑)
たのしいね!
NHKスペシャルの人体シリーズとコラボレーションした、ブロックタモリさん。ブロタモリ。LEGOで出来てました。
人体や動物の解剖標本などが盛り沢山なこともあり、科学博物館の展示にしては珍しくほとんどのエリアが撮影NG。
医学部にしか行かないとみれなさそうな標本や、血液量総量をビーカーに目に見えるように並べて他の動物と視覚的に比較できる工夫などもあって、見ごたえがありました。
特に気に入ったのは、ランプの点滅で心臓の鼓動を表現しているコーナーで、カメはあんがいゆっくりだとか、ネズミの鼓動は標準で早すぎて笑っちゃう。みたいなことも知ることができました。あとカメは心臓もやたらでかいのね。
音声解説には、ナビゲーターに小島瑠璃子さんが参加。
専門の研究者に寄るコメンタリーもあって、充実していました。平日に行った割には人が多くて、ちょっとずつ並びながら観ていく感じなので、聴きながら歩けるとただの待ち時間にならなくて良いと思いました。
音声ガイドの機械はヘッドホン、イヤフォンのないタイプだったので、自分で持参してでも使いたい人は2.5mmのステレオプラグのものを用意すると良いと思います。私はふつうのイヤホン使いたかったのですが穴が細くてダメでした。
人体展のあとは、館内のレストラン「ムーセイオン」で「活火山のチキンカツ」みたいなメニューでランチ休憩。
ムーセイオンは座ってしっかりした食事が取れる場所。博物館でゆっくり過ごせるときはおすすめしたい。12時台を避ければそんなに待たずに入れることでしょう。平日なら。
急いでる時は日本館地下のラウンジの休憩スペースで軽食やカフェメニューを利用するのが良いでしょう。
食事のあとは、常設展示をすこし見て回りました。
地球館地下のこの巨大なカメ的な生き物の化石は、私のお気に入りの展示のひとつ。
ほかにも見どころたくさん。大人の方でも、行ったらすごく楽しいよ。
あなたのお気に入りも見つけてね。
「昆虫展」も楽しみにしてる、なかよし。