毎年開催されている、世界報道写真展。
オランダで年明けに開かれている世界報道写真コンテストで選ばれた入賞作品を紹介してくれるエキシビジョン。
2018年版ということで、2017年中に報道された写真の中から選ばれている。
1年以上前のものも含まれるとは言え、日本に普通に暮らしていると、ほんとにぜんぜん知らなかったようなニュースを目にする。ここ数年は毎年観に来ているのだけれど、毎回そんなことを思う。
あるいは、話題としては知っていても、絵面では知らないから、覚えていることと結びつかないのかも知れない。
とにかくそれくらい、インパクトのある写真が多い。
それぞれの作品には、その報道内容を説明する文章も添えられてます。だから、そんなことあったんだ~とか、あの話、こんな具体的な写真が出回ってるんだ~とか、思います。
昨日のアドミュージアムの記事で書いたことの繰り返しみたいな話だけど、報道のルールが違うからか、コンテストなのでセンセーショナルなものばかり集めているからか、たぶんどちらもあるんだろうけど。
日本ではやれないことがきっとたくさんあるんだなと思う。
血とか暴力的なことだけでなく、エロくない文脈のおっぱいですらもう、テレビでは観れないもんな。新聞でも観かけない。
そんなもの隠して誰か、得をしてるのかな。
そしてその得は、得なのかな~。
知らない暮らしってのは平穏かも知れないけど、直面したときの人の弱さを助長するよね。日頃から小出しに味わっておいたほうが、いいような気がするんだけどな~。
報道写真展コンテストは、カテゴリ別になっています。
なので展示されている写真も、事件や事故の決定的な瞬間を捉えたものから、社会問題や、先進的な技術の話題、自然などの象徴的な写真、あるいは長期的な取材に基づく一連の作品など、バリエーションがあります。
私がだいたい毎回、もっとも気に入るのは、動物系の写真です。
今回はカメとかイグアナの写真がありました。
地方巡回もあるので、東京以外の方もどうぞ!
公式サイト観て思い出したんですけど、日本では朝日新聞社が主催やっていて、毎年会場に、おそらく朝日新聞の提供した映像コーナーがあるんですけど。
なんでか毎回映像あるの写真展なのになんでかなって思うし、ここ数年はずっと福島の原発関係の寂れた風景みたいなのやってる気がするのもなんでかなって思ってます。
ただでさえ会場で、日本からの入賞作品をとんと観かけないので、せめてそこくらい日本発の報道写真ぽいところを見せて欲しい。
私が見に行った東京会場のサイトはこちらです。
恵比寿ガーデンプレイスのすぐそばにあるよ。
まこちんが引っ越しで忙しいみたいなので、なかよしの連投でお送りしております。