#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

【ミュージアム】デザインのお手本『虫展』六本木 21_21 DESIGN SIGHT

f:id:tokyonakayoshi:20190730155217j:plain

虫、好きですか。

あいつら見るからにカッコよかったりカワイかったりしますけど、それをデザインのお手本として観察する視点の展示が、六本木ミッドタウンそばで開催されています。

私は虫が好きなので、さっそく観てきました!

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155231j:plain

入り口からガツンとやられるのがこの、毛むくじゃらの巨大な足。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155302j:plain

親指の爪に収まるくらいの大きさの、シロモンクモゾウムシの足の一本を拡大した模型です。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155329j:plain

よくよく見比べると、確かに同じ形をしている。

国立科学博物館でやっていた昆虫展のときも拡大模型がありましたが、こちらは全身像ではなく1パーツ、なかなかのパワーを感じます。

小さいお子様などが逆にぜんぜん食いつかないようなサイズでした。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155413j:plain

会場の壁にはところどこ解説のパネルとは別に、このようなタテ10~15cmくらいのミニパネルがありまして。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155539j:plain

このような虫に関する豆知識を教えてくれます。

コオロギの耳は脚にある。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155600j:plain

ゾウムシの足の横に並んでたこの昆虫の標本がほんとすごい。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155613j:plain

名前とか種類とかあんまわからないですけど、どれも特徴的できれいでかっこよくて、オールスターって感じ。

無限に観てられるやつ。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155622j:plain

順路通りに進むと、カブトムシの骨格標本。

ふつうの動物とは違い、外骨格の生き物である昆虫の甲殻を改めて骨として観るの、新鮮ですね。

輪切りでもそれとわかるカブトムシらしさ。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155634j:plain

ぶあつい幕で区切られた「昆虫のかたち」の部屋では、トライバルなBGMに乗せて華やかな虫たちが部屋いっぱいに投影されている。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155832j:plain

パーカッシヴなリズムに合わせて昆虫魔法陣みたいなのが足元に出現したりするので、ちょっと歓声が漏れます。

ここもずっと観てられるやつ。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155844j:plain

カーテンを抜けると、昆虫を様々に特化した視点で観察していく展示。

f:id:tokyonakayoshi:20190730163306j:plain

あえて特徴的なパーツだけ覗かせたり。

f:id:tokyonakayoshi:20190730155924j:plain

私はこの、ゾウムシの模様を延長していく展示がお気に入りでした。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730160746j:plain

チェーンソーより大声で鳴くセミがいるらしい。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730160048j:plain

最も広く、最も多くの展示が置いてあるスペースに出た。

 

ツイッターでたびたびお見かけする、平井さんの映像コーナーあった。

 

あと博物ふぇすのマンマルコガネでおなじみのはにわや工房さんの作品もそのまま展示されてた。

f:id:tokyonakayoshi:20190730165527j:plain

はにわや工房 on Twitter: "博物ふぇす2日目〜… "

 

これはパネルの展示。

f:id:tokyonakayoshi:20190730160810j:plain

蛹の中で幼虫のボディが、

f:id:tokyonakayoshi:20190730160831j:plain

ドロドロのバラバラになって、

f:id:tokyonakayoshi:20190730160844j:plain

成虫になるんだなあ。

 

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155940j:plain

これは何だと思いますか? 

f:id:tokyonakayoshi:20190730155951j:plain

手に取って覗くと、

f:id:tokyonakayoshi:20190730160009j:plain

昆虫万華鏡!

1本1本ちがった虫になっているからぜんぶ覗いてみた。ハチとかアリとかGもいるよ。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730160920j:plain

ミミズの体には毛が生えている。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730160407j:plain

カブトムシが羽を広げている標本。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730161126j:plain

ライトに集まる蛾の群れにインスピレーションを得て踊る昆虫学者。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730161137j:plain

睨まれる通路では、

f:id:tokyonakayoshi:20190730161147j:plain

蛾や蝶の目(模様)に見つめられます。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730160649j:plain

アリジゴクは後ろにしか進めない。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730161218j:plain

最終盤の展示はこの、ハキリアリの言葉!

ハキリアリのためだけに多摩動物公園に行くような人は今日イチでテンションがアガりますね。

f:id:tokyonakayoshi:20190730161231j:plain

めっめめっめっ。

f:id:tokyonakayoshi:20190730161240j:plain

べっべっべべっべ。

f:id:tokyonakayoshi:20190730161249j:plain

ろろろろろろ。

f:id:tokyonakayoshi:20190730161258j:plain

らららららら。

これ実際にハキリアリを観察しててもなかなか聞けない音だと思うんで、すげーっすわ。

全然関係ないけど、ハキリアリのワーカープレイスメントゲーム作りたいと思ってます。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730161315j:plain

これ順路的に最初のほうかも知れないけど最後にみたからここで紹介します。

コンクリートの上で裏返したメスのカブトムシに17種類の素材を与えて、ひたすら観察する映像。

f:id:tokyonakayoshi:20190730170549j:plain

起き上がれたり起き上がれなかったりするのを眺めます。

足元に映像パネルを置いてあるのが、ほんとに観察してる感じ雰囲気があってまた良いんですよね。

何度もひっくりかえされるカブトムシが気の毒だけど、おもしろい。これもずっと観てられる。DVDあったら欲しいと思った。

 

f:id:tokyonakayoshi:20190730161750j:plain

これはチケット代わりに入場者が貼るシール。

 

会期は2019年の、7/19-11/4まで。

むちゃおもしろかったからぜひ見に行きましょう。

公式サイトはこちら▼

21_21 DESIGN SIGHT | 企画展「虫展 −デザインのお手本−」 | 開催概要

 

 

 

f:id:tokyonakayoshi:20190720002250j:plain
この記事を書いたのは、なかよし