これはなに?
大河「西郷どん」の感想。
画像は第二話のヒロイン、ふきちゃん。
<マイあらすじ>
弘化(こうか)3年。
薩摩の少年、西郷小吉は吉之助と名を変え、立派な青年になっていた。いよいよ鈴木亮平さんの出番である。
薩摩藩に仕える吉之助の役目は、年貢の取り立て。不作で年貢を納めるのがやっとの百姓たちを目の当たりにする。演じていたのは鈴木拓さん。そして農民鈴木が払いきれない借金のカタに、借金取りが娘のふきちゃんを連れて行こうとする場に鉢合わせた。
大慌てで割って入り、上司がぽっけにないないしようとしていた小銭を渡すことで、その場をなんとか取り繕う。
しかしこのまま借金が返しきれないのでは同じことだ。そして農民たちの暮らしの厳しさのこともある。どうしたものか。
自分のお給金まで渡してしまったので、おうちに帰って家族にたいそう怒られる吉之助。
そこへ、幼馴染で弟分の大久保正助が顔を出す。正助も成長して、瑛太さんになった。正助も藩に仕える身となった。経理っぽい役職らしい。その報告に来たのである。どうやらインテリ派に育ったようだ。
正助の出世の祝いの席で、足の早い糸ちゃんとも再会した。黒木華さん。
吉之助も正助も、ぱっと見て誰か分からないという演出があったので、ずいぶん長い間会っていなかったようだ。広い町なんでしょうか。
沢村一樹演じる赤山先生からは鯛の差し入れ。糸ちゃんは赤山先生のもとで学問をやっているとのこと。
翌日、吉之助は思い立って、経理の親玉である竜雷太、調所(ずしょ)様のところへ直談判に行ってみた。瑛太はやめておけとは言うものの、つっぱしり吉之助を止めきれない。
下級武士の言い分などもちろんつっぱねる調所様。しつこく食い下がる吉之助。できるものならやってみろということで、調所様は吉之助に、取れ高に応じて納めさせるための下準備をやるよう指示を出す。
喜んで引き受ける吉之助。まずは現在の田畑の広さをしっかり測り直さねばならないということだ。
ところがそのことを農民鈴木に伝えると、あまり喜ばない顔をする。
まったく構わず、作業を始める吉之助。仕事熱心なあまり、百姓たちが内緒で開拓した畑まで見つけてしまう。百姓たちは慌てて、この畑のことは記録しないでくれと頭を下げる。
頭を下げられたところで、田畑を正確に記録するのが吉之助の仕事である。このままでは、定量でも取れ高に応じても、農民たちは楽にならない。吉之助はもうどうしたらよいのかわからなくなった。
こうなったら斉彬様に今の状況をなんとかしてもらうしかない!
思いをしたためた文を握りしめ、赤山先生のはからいの元、江戸へ経つ渡辺謙こと島津斉彬(しまづなりあきら)様に会いに行こうとするが。
折り悪く、借金取りにさらわれそうなふきちゃんの元へ向かってしまい、斉彬様と再会する機を逃す。
そして結局、ふきちゃんも連れて行かれてしまうのであった。
どんなもの?
弘化3年(1846年)のみんなの数え歳!
●西郷小吉:19歳
●大久保正助:17歳
●島津斉彬:38歳
●岩山糸:3歳
衝撃的すぎてちょっとよくわからなくなってるんですけど。。。享年から逆算したら、糸ちゃん、第二話でまだ3歳…? それって第一話のとき、生まれてなくない…??
早いほうの生まれの記録(平成新修旧華族家系大成)に従っても第一話のとき3歳…これは、いったい…???
私の安易なグーグリングに間違いがあるかもしれないし、一旦忘れることにします。
たのしいね!
今回は成長したキャストの顔見せ回という感じだったのでしょうか。
吉之助どんは第一話の怪我の後遺症があるので、刀を握れないから喧嘩にもずいぶん弱いんでしょうか。勢い込んで割って入っても、そんなにごついというわけでもない借金取りたちに簡単に転がされていましたね。あとはもう土下座。
そして次期薩摩藩主、島津家中の跡目争いも表沙汰になってきました。藩主名代を斉彬から弟の久光へと交代させられたことで、斉彬は幕府の力を借りるべく江戸に向かったのです。青年編、最初の波乱の予感がしてまいりました。
あと大塚明夫のナレーションになる条件が知りたい。放送開始前の予告だけ??
<ここがぐっと来た>
●斉彬様が江戸弁なところ。ひとりだけ現代語を喋ってるように聴こえるしぶっきらぼうでかっこいい、ずるい。やっぱかっこいい。
●特に役割とかないんだけど、しっかり顔を見せるドランクドラゴン塚地。
●貧しい農民のはずなのに以前より太って見えちゃうドランクドラゴン鈴木拓。
●メインキャスト以上に目立っていた百姓の娘ふきちゃん。演じるのは柿原りんかさんというらしい。子役と呼ぶべき年齢なのかしら。このあたりのシーンの撮影は去年の夏ということだから、半年経った今ではもうずいぶん印象が変わっているかもしれないですね。今後の活躍が楽しみ。
大河たのしいね、なかよし