#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

おいでよ、ボドゲの宴!『ゲームマーケット』超初心者ガイド🔰 ①イベント概要編 ― そもそもボードゲームって?

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これはなに?

「ゲームマーケット」に初めて参加してみようかなと思った人とか、興味なくはないから検討の材料にしたいな、というような心持ちの、全国で5人いるかいないかくらいの人に向けた3部作の1本目です。ようこそ!

・三部作の見出し

①イベント概要編 ←いまココ

②おでかけ準備編

③当日エンジョイ編

 

どんなもの?

・ところでゲームマーケットって

日本最大級のアナログゲームイベント、とされています。

アナログゲームという言い方が耳慣れないと思いますので、テーブルゲームやボードゲームと呼び変えても良い。どちらにせよ耳慣れないと思いますが~。

ちょっとややこしいんですけど、ここでいうボードゲームとは。

一般的にはおもちゃ屋さんで流通しているジャンルの商品で、ファミコン的なデジタルゲームではないくくりの、ゲームです。将棋とか、オセロとか、人生ゲーム的なやつをまず連想なさいますかね。

しかしながら、ボードゲーム界の人たちがいうボードゲームって、おもちゃやさんで年中無休で手に入るような定番商品とは区別されているものがほとんどです。

ゲームマーケットには、将棋とかオセロとかを扱う人はほぼいませんし、人生ゲームを発売しているタカラトミーさんとかも参加していません。参加してもいいのにね。

おなじおもちゃ屋さんのくくりでは「遊戯王」とか、「マジックザギャザリング」みたいなタイトルで有名な、トレーディングカードゲームみたいなものを扱う人たちもいらっしゃいます。

おもちゃではないと思うけど、たまに同じような棚に並んでいることがある、TRPGっていうジャンルの人もいらっしゃる。ちなみにTRPGはドラクエをペンとノートとサイコロでやるようなジャンルの遊びです。

ボードゲームのいちばんやっかいなところは、完全に便宜上の呼称なので、その遊びにボードが含まれるかどうかはあんまり関係がないです。箱に入っていたりいなかったり、カードだけだったり、駒やサイコロがあったり、六角形だったり円形だったり、いろんなものがあります。でもジャンルとしてはボードゲームって呼ぶの。

基本的にボードゲームは、ルールと、そのルールで実際に遊ぶための内容物一式という品物なんですね。雑に言いくるめてしまえば「ルールで遊ぶためのおもちゃ」と呼んでもも良いのかもしれない。でもなかなかしっくりこない。すでに遊んでいる人たちにとって、ボードゲームはボードゲームなんですよ。

こんな風に、ふだんご縁のない人たちに説明するのに、周辺環境からお話せねばならないようなニッチなことで、ほんとうにほんとうにわかりにくくて申し訳ないなと思います本筋のボードゲームとは何かって話は、もはや項目を分けて改めてご紹介を試みますね。

 

・そもそもボードゲームって

集まって遊ぶと楽しいよ。
みんなもやるといいよ。

 

・私にとってボードゲームとは

私が大人向けに説明するならば、人と人が集まって時間を過ごすための道具、みたいな感じでしょうか。

人生ゲームや将棋などと区別してしまうのは、ずっと同じもので遊ぶスタイルではないことが多いからかなと思います。

新作があり、リバイバルがある。季節があり、旬があり、ささやかな冒険や発見があったりする。お気に入りを何度も遊んでもいいし、ときどき手に取るくらいでも良い。音楽や小説と同じ感覚で、愛好しているようなところがあります。

・私のボードゲームの使いみち

ちょっと真面目な話をします。

例えば学校を卒業すると、学生の頃の友だちと顔を合わせる機会って減るじゃないですか。学校がないから強制的に会えるわけでもない。同じ授業を受けていないから話題増えない。

お互いの状況について報告し合うことはできるけど、それってやっぱり報告です。

無駄な時間を優雅にすごしてるわけじゃなくて、限られた時間を有効に使おう、みたいな気持ちになっちゃう。

仲が悪くなったわけじゃないから、会ってご飯もできるけれど、こまめにあって話すほどのことはない。そうやって気がついたら会う機会が減って、疎遠になっていく。

みたいなこと、ありませんか?

ここまではっきり文字にすると違和感あるかもしれないですが、まあみんな似たようなもんじゃないかなと思います。私はある。

で。

そういうとき、会うための言い訳に使えるんですよ、ボードゲームって。

用事なんかないけど、集まって遊ぶ。そのときどきの話のタネになるって感じ。手持ち無沙汰になって話をするしかないって状況にはならないから、気まずくもなりにくい。

買い物や、会食や、カラオケや、ボーリングで。うまく行っている人にはぜんぜん必要ないと思う。

でもそこにボードゲーム、あってもいいよね!

うまく行ってない人には、買い物や、食事や、カラオケだけじゃ、うまくいかない理由が思い当たるでしょ。

だからボードゲーム、試してみてもいいよね!

私はもともと社交的なほうだとは思うけど、それでもボードゲームで遊んでから、ご飯を食べつつおしゃべりするの、なかなか便利でたのしいよ。

 

たのしいね!

・ゲームマーケットの魅力

商業作品と、個人作品の、たくさんのボードゲームが目白押しなところは、他に類をみないすごく魅力的なところです。

しかも半分以上がその日発売とか国内初お披露目の新作。

新作ボードゲームという言い方がピンと来ないかもしれないですが、さっきも例えにだしましたが、音楽や小説、つまり本やCDのようなイメージで、年間数百~数千のゲームが流通しているんです。

この国には、おそらく世界最強の個人制作向け印刷インフラがあります。だから個人作品といっても、商業作品とまったく変わらないレベルでの個人制作が可能です。なんなら同じ印刷屋さんを使いますからね。

もちろん、印刷屋さんが同じでも、ゲームにとって肝心要な遊びのルールが、商業と個人で差がないわけないので、そこは察してくださいね。いいっこなしよ。ロマンだけ感じて。ね。

とにかく、半年に一回、とても把握しきれないくらいのたくさんの遊びが、どばっと世に出る。その場を体験できる。それがゲームマーケットです。ワクワクするよね。

 

・こんな人におすすめ

ボードゲームで遊ぶ人。
それから遊んでみたい人にはもちろんオススメ。

流行り物が好きな人。
密かなブームっていうし、NHKとかでもちょいちょいとりあげられるくらいになってきてる。いまなら早乗りできてかっこいいと思うからオススメ。

驚きや冒険を楽しめる人。
いろんな人の工夫やこだわりに触れられるからオススメ。

 

・ボードゲームにも流行り物にも冒険にもご縁がないあなたへ

自分には関係ないと思うのはちょっと待って!

創作系のイベントや趣味という話ならどうでしょうか。

ハンドメイドとか、イラストとか、具体的な括りにしてみたらどうでしょう。

会場にはいろんな人のいろんな創作が盛りだくさん。創作雑貨がお好きなあなたにも、もしかしたら適性があるかもしれません。

予定が空いているなら、おすすめ。

 

・直近のゲームマーケットについて

このブログを書いているのが2017年11月末なので、次のイベントは来週末東京で行われますが、春には毎年関西でも行われていますし、「ゲームマーケット」でなくともボードゲームをテーマにした小規模な地方イベントが各所で行われているので、地元でもさがしてみてもいいかも。

イベント公式サイト:『ゲームマーケット』公式サイト

日時:2017年12月2日(土)3日(日)両日とも10:00~17:00

場所:東京ビッグサイト Google マップ

入場料:1000円 (入場チケットとカタログは別のものなので注意してね)

 

・イベントのイメージ

「オタク向けイベント」と思われるかも知れませんが、客層は典型的オタク像である20代~30代男性に偏っているという印象はなく、ご夫婦や親子連れ、カップル、友だちづれのグループの方などもたくさんいらっしゃいます。

現実的に、会場ぜんぶを観るのは不可能なので、興味の向くまま歩いたり足を止めたり、説明を聞いたり、買い物をしたりするのが良いと思います。

販売しているだけのゲームもあれば、その場で遊び方を教えてくれてすこし遊べるようなゲームもある。たまたま出会えたゲームだと思って、それぞれ味わってみてください。

一万人くらいの来場者がいて、基本的には人が多いです。そういうイベントの常として、荷物をどこかに預けたり、自由に座ったり休憩をしたりっていうのがしにくいってことだけは、ご承知いただいたほうがよいのかなと思います。

 

・次回予告

というわけで次の記事では、初めて来る方が準備しておくともっと快適に過ごせるかもよ、みたいなことをまとめようと思っています。

 

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これ最初はひとつの記事で書いてたんだ。無謀だよね、なかよし