クロエジャオ監督の
ノマドを中心とした映画
「ノマド」とは
「遊牧民」という意味だそうです
現代のノマドといえば
数年前に日本でも
「ノマドワーカー」という言葉が
流行りましたね
彼らはITを駆使して
オフィスなどに縛られずに
主に都会の様々なカフェなどで
働いてましたが
この映画に出てくるノマドたちは
キャンピングカー暮らし
そしてさまざまな土地を
移動しながら働く人々です
主人公の名前は
フランシス・マクドーマント
暮らしていた
街の大規模な企業倒産と同時に
その街ごとが消えて
無くなってしまったことで
ノマドとなりました
そんな彼女の
リアルな生活を描いています
映画に出てくるキャストの
大部分が実際のノマド
フランシスマクドーマント自身も
撮影前にノマド生活を
体験して臨んだそうです
クロエ・ジャオ監督が
切り取った美しすぎる情景の中で
残酷に
けれども強く生きる
人間の生活が映し出されます
この映画を観ているうちに
現実と映画の世界の境界が
曖昧になっていく気がしました
何がリアルなのか
今感じてる感情は自分の考えか
監督の思いのトレースか
そんなクラクラするような体験でした
とにかく
クロエジャオ監督の作品を
他にも見たくなりました
クロエ・ジャオ監督の次回作、
『エターナルズ』を観る前に
このノマドランドをご覧いただくと
なお良いのでおすすめです
この記事を書いたのは、まこと