#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

【ドラマ】ガッキーが小峠みたいな服を買う『獣になれない私たち』第一話の感想とか激推しポイント

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新垣結衣と松田龍平ダブル主演の、2018年秋スタートの新ドラマです。

いまごろ気づいたのかよって話に聞こえる方もいるかも知れませんけど、Tverって最高じゃないですか?

Tverっていうのは日本の民放テレビがつくったyoutubeみたいなインターネットで、見逃した番組なんかを無料配信で、しかも民放チャンネルまたぎで一覧できるんですよ。基本的に1週間ていう閲覧期間が短いなとは感じるけれども。ありがてー!

私、Tverがなかったら毎週ゴッドタンみれてないか、録画したまま積み上げて手に負えなくなってますよ。そういう意味では、締切があるってのは良いことかも知れないよね、焦ってどうにか消える前に観るもんね。

まあそれでも2週間くらい残してほしいよ。2話目くらいでようやく気がついて気になるぜーってときに初回から観れないと知ったら愕然としちゃうもん。まあいいんだ、それは。

とにかく昨日の高橋一生に続き、今日はガッキーのドラマのことを書く。

なお記事タイトルに書いた小峠っていうのは、お笑いコンビ、バイきんぐの小峠さんのことですけど、このドラマには出演されていませんのでそこんところよろしくです。

 

第一話あらすじ

ガッキーは彼氏の田中圭と交際数年。なんだか倦怠期。職場ではがんがん人がやめ、しわ寄せをひとりで背負って立ってるブラック労働状態。この時点でツイッターなどで「ガッキーその会社やめなよ!」の声があふれる。ドラマ観れてなかったけどそういうツイートはたくさん観た。私もそう思う。

松田龍平はどうやら会計士。もしくは税理士。なんか仕事を選ぶくらい羽振りのよさそうな感じ。元カノの菊地凛子が交際ゼロ日で結婚を決めたと聞いて心中穏やかではないみたい。

そんなガッキーと松田龍平の接点は近所のビールバー。東京砂漠のオアシス、タクラマカン斉藤…っていう名前の店じゃないんだと思うんだけど、セリフが心に残りすぎて忘れました。すみません。本編で確かめて。松尾貴史が店主の店。

顔見知り程度だったふたりが改めて出会い、言葉を交わし、真面目に生きてんのにうまく行かねーなって言う。そんな第一話。

 

ざっくり感想

あんた気に入ったよ…第二話も観るから早く観せておくれよ…!

どのへんが気に入ったかって言うと、雰囲気作りぽい所作をちゃんと回収してくれたとこですね。ああそれ伏線に使うんかいっていう。こういうこまっしゃくれた視聴の仕方がお好きではない方は少なくないと思う。私もそういう人好きじゃない。でも私自身がそういうとこ好きなんだなあ~~~ツボ。

こういうところをつついてくれるドラマだと信じて今期ついていくことにしました。

冒頭にも書いたけどTverほんとありがてえな。

あっこのドラマ面白そう、Tverで観れるかな?と思って調べたら、Tverでは配信なしかい!みたいな目に合っては諦めることを繰り返して幾星霜、気がついたらめぼしいもの全部Tverに置いてある未来に生きてた。

※私はコンテンツ業界で食い扶持を得る者の端くれとして身を捧げた宗教上の理由により、オフィシャルコンテンツしか摂取できないのです。

圧倒的感謝。

 

特に気に入ったところ ※ネタバレ

ドラマにネタバレ配慮とかわかんないけど、まもなく1話見れなくなる期限すぎるので、個人的にどこが良かったか具体的に書かせてください!

第一話のいちばん最初のシーンなんですけど、タクラマカン斉藤のビールバー(5tapという店らしい)で、新垣結衣が田中圭と、お母さんに会う話してるんですよ。

で、田中圭の話を聞く新垣結衣はなんとなく上の空で、奇抜な服装の女=菊地凛子の方に視線を奪われてるんですよ。田中圭に指摘されたら「ブーツかっこいい~」とか言っちゃって。

この冒頭の1分くらいのシーンで、ガッキーと彼氏の関係も状況も分かるし、ガッキーのキャラクター描写もなんとなく掴めるし、それで十分じゃないですか。

続くシーケンスでドラマ全話を通じて重要なロケーションになるのであろうビールバーも登場してるし、もうひとりの主人公松田龍平もすぐに登場する。もちろん松田龍平のキャラクターも分かるし、ガッキーとの距離感(まだ知り合いというほどではない)も分かる。

場面転換までこの間たったの3分半。

これ1時間半以内にで描き切るつもりの映画ですか?え?連続ドラマ?12話くらいやるつもりなんですか?この密度で?????

なんだよスゲ~~~!!!!

とかなんとか思ってさ、まあ途中のことは今はとりあえずいいよ、本編観てくださいよ。

腰が抜けたのは、それから50分くらい経ったあとの第一話ラストですよ。

田中圭とのお母さんとの、LINE的なやりとりに自暴自棄みたいなモノローグで返信しようとしてたのを、少しあとのシーンになって、ほんとに送信してる~と思ったら、まったく文脈つながらない一言が添えられるんですよ。

 

「(中略)どうしたらいいんでしょうね?」

「そこで、新しい服と、ブーツを買いました」

 

…?

……???!??

そして、直後に続く第一話のラストシーンのガッキー。

唐突に冒頭の菊地凛子みたいなブーツを履いて登場するんですよ!!!バイきんぐの小峠みたいな服を着て!!!!(※革ジャンとかライダースジャケットみたいな上着のことを言ってる)

ドギャアアアアアア(腰が抜けた音)!!!!!!!!!!!

 

なんて美しい構造…伏線回収なんて無粋な言葉は使いたくない…すごい…物語を始めて終わる、ただそれだけのことだけど、それを自然に丁寧に平然とやってのけること…拙者、そういうの大好き侍…ツツー。

 

背景、けもなれ様。

第二話も楽しみにしております。

 

見逃し配信は10月17日夜まで▼

tver.jp

 

第一話の公式ダイジェスト▼

www.youtube.com

 

公式サイト▼

www.ntv.co.jp

 

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けもなれ全話観ます、なかよし。