これはなに?
大河ドラマ『直虎』の第37話「武田が来たりて火を放つ」を観ての感想です。
37話にして初めて唐突に書きます。
真田丸からの流れで、今年も観てるんですよ~大河。
世間的にも社会現象といって差し支えなかった真田丸ほどの勢いはさすがに感じませんけどね、個人的には今年の大河も面白い面白いと言いながら毎話欠かさず観てます。いまのところ。
歴史には疎いままとは思いますが、真田丸をしっかり1年観たおかげで、江戸時代はじめ頃前後の知識もちょっとずつ流れでつながってきていて。
今年と去年で描かれる時期が重なることもあって、登場人物や出来事が共通するので、俯瞰して観られるのも楽しいですね。
観てない方も多々いらっしゃるかとは思うのですがこれまでの『直虎』全体について語りだすと大変なのでまるっと割愛しまして、とにかく今回の感想だけ書きます。
(なるべく短く書くのを)がんばります。
どんなもの?
NHKの公式サイトによれば、今回は元亀3年(西暦1572年)頃のストーリー。
直虎は生まれ年不詳な謎の多い人物ですが仮に天文5年(1536年)生まれという説に従えば、35歳頃のことになりますね。
大河って、同じ俳優さんが幅広い年代の人物をずっとやるじゃないですか。いま何歳?ってのがピンとこなくて、季節が巡ったな~っていうのをいつも実感しにくいんで、せっかく感想を書くので
●37話の時代設定:元亀3年(1572年)頃
・直虎:36歳
・家康:29歳
・信繁:6歳(享年通説からの逆算)
とりあえず数え年なので、現代の感覚的で思いを巡らすには1歳引く感じでいいのかも。
気がついたら信繁生まれてる。だからそろそろ真田丸も始まるね。
家康は、真田丸と直虎を縦断するほど長生きなんだよな~、すごいな~。
たのしいね!
前回「井伊家、解散!」という感じで終わったその流れから。
もはや守る家もなく身分もなく、戦乱から離れて静かに暮らせると思いきや…?
お家がなくなったので、農民として過ごしている殿、直虎、柴咲コウ。
農民なんだけど着物の色は殿っぽいな~と思ったら、井伊家当主の頃に来ていたのと同じ着物を着古したイメージで元の着物の継ぎ接ぎになっているんだって。おもしろい。
おとわのお母さんこと財前直見からは今回、次郎でも、殿でもなく、名前の「おとわ」と呼ばれていたのも印象的。すくなくともこの時点では身分も一般人ということの強調ですね~。
ムロツヨシ法久殿は、前回披露した坊主姿からすっかりまたもとのちょんまげ商人スタイルに戻っていました。薬の行商で身を立てているようです。
龍雲丸は柴咲コウと同じ家に暮らして、毎日炭を焼いて過ごしている様子。
タイトルの「武田が来たりて火を放つ」ということで、上杉亡き後の武田信玄が、徳川と織田に戦を仕掛けた回でした。
この頃ノリノリの武田家、松平健演ずるところの武田信玄は、ものすっごい悪いやつ風の演出です。謙信が亡くなったと聴いて歌って踊って喜んだりするんですよ。ここ数回はたいへんなワルぶりの見せ場ですね。
武田が徳川領に攻めてきたけど、少なくとも今回ではまだ、井伊谷まで直接戦火が及んだわけではないようだった。でも井伊谷城は燃えちゃいました。
じゃあ火を放ったのは?
井伊領現当主、近藤どの。
またオマエか~!
近藤どのは大怪我を経て、いいおじさんの雰囲気も若干漂ってきてたのに。
また余裕でヴィランの座に返り咲いちゃうなという感じ。
高瀬ちゃんのサスペンスも、たぶん登場回の思わせぶりな視線のやりとり以来からようやく少し動いたのか?どうなのか。続くんでしょうか。
高瀬ちゃんは徳川の間者風?と思ってましたけど今回の流れで観ると武田だったんですかね。ちゃんと明かされるんでしょうか。心配です。
直虎は、どうでもよさそうな油断してるところを伏線回収に来たりするので、ずっと気が気でなりません。こまめに堂々とミスリードさせるしね。どうするどうなる、高瀬ちゃん。
今回全体を通じてのいちばんの見どころは、ん~、家康の脱糞エピソード?
そんな話を後世に残されちゃってるの?
家康かわいそーーーって思った。
ちなみにこのときの三方ヶ原の戦いには、真田の昌幸ぱっぱも武田側に参戦していたようです。調べて知って、胸が熱くなるものがありますね。
こんなタイミングでもいっぺん徳川を敗走させてたのね~ぱっぱ!!
やっぱり(短く書くのは)無理でした、なかよし