タンサンファブリークさんのカンカンゲームシリーズ第二弾。ゲームマーケット2017春で買ったものの中で、いちばんたくさん遊んでいるゲームです。
どんなもの?
オマエがレースの主催者、残りはレーサーさ。
レーサーは、お題に適う言葉をなるべく早くなるべくたくさんしゃべるんだ。
すぐ思いつきそうなのに、なぜか避けられているような言葉があったら気をつけな?
そいつは誰かの罠かも知れねえぜ!
まだ持ってない人は?
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たのしいね!
クイズや大喜利ですらない、お題にそった言葉を言うだけなのに。
スタートとゴールを用意されて早い者勝ちになるだけで、こんなにも白熱するとはね!
ゲーム自体は変則的なすごろくといって差し支えないでしょう。
主催者役はお題を決め、コースを作り、一発逆転のニトロワードを仕込みます。レーサーは、他のレーサーが思いつきそうな言葉をトラップとして隠し持っておきます。
レーサーはお題に適う言葉をどんどん考えて、それが主催者に認められれば1マス、ニトロワードなら3マス進むことができます。早い者勝ちでどんどん発言できますが、他レーサーがトラップに仕込んだ言葉を言ってしまった場合はゲームから脱落します。他にもカーブのタイミングでニトロを発動させてしまうとコースアウトして脱落してしまうというルールもあります。
もちろん、誰よりも早くゴールすることを目指しますが、ゴールのすぐ後ろが崖になっている、ピッタリ止まらないと脱落しちゃうコースを走っている場合もあるので速度には気をつけないといけません。
なんでこんなに遊び方を丁寧に説明しているかというと、いまから私が考えた「クチクチマシンシャベレース・ビギナークラス」のルールを披露するからです。
『クチクチマシンシャベレース・ビギナークラス』
<特徴>
クチクチマシンシャベレースは、説明書にもあるように、主催者を含むみんなでレースを盛り上げて楽しむゲームです。
しかし特にシャベレースのレーサーや主催者の経験者がいる場合に、ニッチ過ぎる知識や気の利いた回答を必要とするお題、難しすぎるコースなどを設定してしまう可能性があります。膠着状態で進行が停滞してしまったり、あるいは一方的な展開になってしまうケースもあるかも知れません。
走り出してから「トホホこんなはずでは」みたいなケースになることはなるべく避けねばなりません。
そこで私は、初めての方でもしくじらないレース構成を提案させていただきたいと思います。それがこの『クチクチマシンシャベレース・ビギナークラス』です。
<お題>
お題は「三文字・しりとり」です。
お題カードは使わなくて構いませんが、律儀に使うならカードは「〇〇〇」と「〇〇〇」の組み合わせです。
<進行の仕方>
しりとりとはいえ、「回答は早いもの勝ち」で、主催者が判定を終えたら「同じ人が続けて回答しても構わない」ということにします。そうすれば、クチクチマシンシャベレースの面白さと遊び方のベースが、しっかり体験できることでしょう。
答えを認められるごとに1マス進む。回答の順番を待つ以外の、しりとり本来のルール(同じ言葉は使えなくなる、んで終わる言葉は言えない)は守ってくださいね。
回答がほぼ同時の場合には、両者無効にするとか、後ろの人を優先するとか、展開をみながら判定するのが主催者の腕のみせどころです。
<コース>
直線のみを使います。
コースアウトの判定が煩雑になってしまうのでカーブは使いません。
長いとどんな展開でもプレイの負担が増すので、少なくとも初戦のコースは、スタートからゴールまで10マスくらいになるようにするのがおすすめです。
<トラップ>
トラップの効果は、数マス戻るとか、せいぜい降り出しに戻る程度のペナルティで良いと思います。コースアウトを採用するとしても同様に。
三文字しりとりは、トラップを狙いやすいお題ですが、そこで勝敗が決まってしまったり、ゲームから脱落して見てるだけになってしまうのは寂しいですよね。
ペナルティの重さはコースの長さによって調整してみましょう。
<ゴール>
少なくとも初戦のコースは、崖ではないほうのゴールを使うのをおすすめします。
ゴール手前からのニトロ発動でゴールラインをぶち抜くと、たいへん気分が良いので!
<ビギナークラスのあとは>
初戦が盛り上がったら、ノービスクラス(正規のルール)に進んだり、しりとりを続けながらで3戦レースの通算成績などを競のも楽しいですよ。
2戦目以降は、崖っぷちゴールを開放したり、徐々に難易度を上げてみるのも良いかもしれないですね。
ビギナーズクラス・2人プレイ
本来クチクチマシンシャベレースは3人以上で遊ぶゲームですが、ビギナークラスを2人で遊ぶ方法も考えたので紹介いたします。
2人の場合は主催者は定めず、2人ともレーサーとして、交互にしりとりをして判定します。
ニトロワードは機能させづらいので、ニトロの代わりにトラップを3つずつ定めて、ワイワイできるポイントを増やしておきましょう。他プレイヤー用のトラップカードが余っているはずなのでいっぱい書けますね。
トラップの存在を意識すればするほど頭に浮かんでしまうもので、自分で自分のトラップを言ってしまって、トラップを無駄にしてしまうケースがよく観測されます。がんばって我慢しましょう。
トラップでしか勝敗がつきにくいので、カーブや崖っぷちゴールなど、うっかり負けるような仕組みを増やしても面白くなりますよ。
ゲーム展開によっては、トラップの書き直しを認めるのもアリですね。
おっと、そろそろレースの時間だ。
それじゃあサーキットで会おうぜ!
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「また書きすぎちゃった」
な☺かよし