IMAX宇宙で荒れ模様となった映画心をいい感じになだめてくれそうな、ゆるーいラブコメを注入したくなったので観てきました。
※IMAX宇宙:IMAX再上映『2001年宇宙の旅』のこと。高画質な大画面とすばらしい音響で、地獄みたいにサイケな映像とデジタルノイズを味わえる。私は最後までふんばったが、耐えられずに何人か途中退場していた。ツゥラトゥストラはすごくよかった。名作とは。
どんな映画?序盤のあらずじ。
キャリー・ピルビーはハーバードを飛び級で卒業した超天才!
しかし大卒までの人生を駆け抜けてしまった反動からか、1年くらい人生を足踏みしている。
唯一と言っても良い話し相手はセラピストのおじさん。こんな課題をこなしてみるのはどう?と渡された6つのリストに、キャリーはしぶしぶ従ってみることにした。
とりあえず予告編▼
感想とか
ちょーどいいんですよ。
ほんと、ちょーどいい!
ちょっと疲れた時、そわそわしてるとき、なんだか悲しいとき、すごくたのしいとき、くよくよしてるとき、どんなときにも観れちゃう映画では?
別に教訓とかもないけど、家族同士思いやっててもうまくいかないことってあるよね、とか、良かれと思ってすれ違って、それに気づいてても上手に許せないことや簡単に受け入れられないことあるよね、とか。
ぼんやり、ほんのり、しみじみできます。
主人公のキャリーはガリ勉タイプというか、賢いけど器用ではないみたいな、日本だとどういうんでしょうか。オタクだのひきこもりだのって字幕には出てましたけど。
だいたいそういう人って服装とかにも無頓着かなと思うんですが、そのへんはおしゃれに見えるし清潔感もあるし、口を開けば残念でも好感は持ちやすいだろうなって思いました。
どちらかといえば心だって狭いんですけど。
なんでしょうねえ、魅力的に見えるバランスってどのへんにあるのか。不思議です。
正しくありたいとか、上手にやりたいとか、分かり合いたいとか、誰しもが大なり小なり心を砕きながら生きているからですかね。
お父さんがグーパンするのはやりすぎ感半端ないけど、清々しさもあったな。
あの本は、サイに貸してあげるんじゃないですかね。貸してあげて欲しい。ちゃんとすぐ返してくれるよ多分。
サイと夜のニューヨークを散歩したくないですか。たのしそう。ディジェリドゥを窓の外で練習されるのは迷惑だけど。
あと最初のカフェでスープを持ち帰りにしてくれる男の子、あの子ももっと活躍するかと思った。あそこしか出番なかったですね。
劇場で観たんですけど、隣に座ったカップルの、女の子はおなかがグーグー鳴ってて、男の子は途中で寝てて、終わったあと女の子に怒られてて、最高だな!と思いました。
映画たのしいね、なかよし☺