これはなに?
カードの山と、各自に5つずつのカラーカップ。
そして、みんなでひとつのベル。
どんなもの?
さあ、山札からカードをめくるんだ。
そこには必ず5色のイラストが描かれている。
その絵の上下左右と色の並びをすばやく判断し、自分のカップで再現しろ。
準備はいいか?
誰よりも早くあのベルを鳴らせ!
たのしいね!
原始の時代からきっと人類は、早い者勝ちってルールで盛り上がって来たに違いないですよ。
多少の得手不得手はあるにせよ、ある程度だれにでも勝ち目が感じられる遊びで、大人同士でも十分以上に楽しめます。最初はワタワタ、しかし徐々に自分や回りも慣れて行くに連れて、本能的なエキサイトメントを覚えることでしょう。
みんなが慣れるまで、10枚分くらいの課題を練習にするか、序盤での慣れ不慣れの差が大きくなりすぎたら、最後の課題だけ5億点ということにすればいいと思います。
そう、この興奮の先に点数や勝ち負けなどどうでもよろしい。
ただ誰よりも早くベルを鳴らすこと、それだけが価値なのです。
<早い者勝ちゲームとベルに関する考察>
早い者勝ちのゲームと言えば、有名なのはカルタのようなカードを取り合う形式ですよね。あれって手をぶつけ合うのが怖かったり、早い者勝ちよりも奪い合いに重きが置かれるような野蛮なケースもないとは言えません。
その解決方法として、ベルというのは思っていたよりもずいぶん良いものでした。
ベルを鳴らすためには、手が必ず上から下に動くのでぶつけあっても大したダメージを負わないし、誰が最初に鳴らしたかもかなり明確です。複数人鳴らしていたら順番もわかりますし、答え合わせをして間違っていたら、点数の獲得順を次の人に譲っていくのもかんたんにできます。
私も何か早い者勝ちのゲームを思いついたら、ベルを鳴らす形式にしようと思いました。
5つのカップはオリンピックのマークと色が一緒…そう、もはやこれはゲームではない、スポーツなのです…誰よりも早く! なかよし