これはなに?
宝石で宝石を買うゲーム。金も使う。ちょっと貴族もいる。
どんなもの?
手番を使って宝石コインを集める。宝石コインを使って宝石カードを集める。
宝石には、トパーズ、エメラルド、サファイア、ルビー、ダイヤの5種類がある。カードを買うにはカードごとに定められた種類と個数の宝石を支払う。金コインはオールマイティーに使える。
特定の種類のコインだけに限ると、1手番に2枚しか受け取れないけど、1枚ずつ種類を別にするなら3枚もらえる。とはいえ買い物するためのカードの市場は共有で、コインの数も限られているので、自分がどのカードを狙って、どういうふうにコインを集めていくかが考えどころ。
コインは使うとなくなるけど、カードは使ってもなくならない。だから買い物を繰り返すうちに、動かせる資産がちょっとずつ増えていく。
高い宝石カードには得点が付いていて、この得点をたくさん集めた人が勝ち。
宝石カードを集めて条件を満たすとたまに貴族が手元にやってくる。
この貴族も得点になる。
たのしいね!
あまり複雑でないし、選択肢も少なそうでいて、手番ごとに楽しく悩む。
良きゲーム。
原液!というほどの濃さは感じなかったけど、かなりのプレーン味と思う。
ザ・拡大再生産って感じ。
プレイヤーは宝石商として宝石を扱うということだったんだけど、宝石商の気分を味わうゲームではなさそうだった。カードごとに職人とか素材とかのテーマもあるにはあるんだけど、まったく忘れてた。やっぱりプレーン味。
いろんなゲームに対して「これ宝石の煌きっぽくない?」って評価を聴くことがあるけど、特に拡大再生産のジャンルで「宝石の煌めき」ぽくしないのは、ちょっとむずかしいのではないかなと思う。
だってほんと、ちょっとずつ拡大する再生産的な取引しかやることないもんね~これ。実にプレーン。
そんなプレーンさによる安定感も優れているけれど、番順やプレイヤーごとのプレイスタイルにしか影響されないわけではなく、市場の状況がやるたびランダムになるので、展開が一辺倒になりにくそうなのも、このゲームの魅力を支えていそうだ。
一回しか遊んでないけど。
最後の得点差もいい感じだった。
4人で遊んで、さいごは2位と1点差で、まことさんが勝った。
ちなみに2位は私だったぞ。
おもしろかったね。
負けたのにいばってるふう、なかよし。