#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

ぽいゲーム、宝石で宝石を買う、たまに貴族がやってくる 『宝石の煌き (Splender)』

f:id:tokyonakayoshi:20170924163743j:plain

これはなに?

宝石で宝石を買うゲーム。金も使う。ちょっと貴族もいる。

 

どんなもの?

手番を使って宝石コインを集める。宝石コインを使って宝石カードを集める。

宝石には、トパーズ、エメラルド、サファイア、ルビー、ダイヤの5種類がある。カードを買うにはカードごとに定められた種類と個数の宝石を支払う。金コインはオールマイティーに使える。

特定の種類のコインだけに限ると、1手番に2枚しか受け取れないけど、1枚ずつ種類を別にするなら3枚もらえる。とはいえ買い物するためのカードの市場は共有で、コインの数も限られているので、自分がどのカードを狙って、どういうふうにコインを集めていくかが考えどころ。

コインは使うとなくなるけど、カードは使ってもなくならない。だから買い物を繰り返すうちに、動かせる資産がちょっとずつ増えていく。

高い宝石カードには得点が付いていて、この得点をたくさん集めた人が勝ち。

宝石カードを集めて条件を満たすとたまに貴族が手元にやってくる。
この貴族も得点になる。

 

たのしいね!

あまり複雑でないし、選択肢も少なそうでいて、手番ごとに楽しく悩む。
良きゲーム。

原液!というほどの濃さは感じなかったけど、かなりのプレーン味と思う。
ザ・拡大再生産って感じ。

プレイヤーは宝石商として宝石を扱うということだったんだけど、宝石商の気分を味わうゲームではなさそうだった。カードごとに職人とか素材とかのテーマもあるにはあるんだけど、まったく忘れてた。やっぱりプレーン味。

いろんなゲームに対して「これ宝石の煌きっぽくない?」って評価を聴くことがあるけど、特に拡大再生産のジャンルで「宝石の煌めき」ぽくしないのは、ちょっとむずかしいのではないかなと思う。

だってほんと、ちょっとずつ拡大する再生産的な取引しかやることないもんね~これ。実にプレーン。

そんなプレーンさによる安定感も優れているけれど、番順やプレイヤーごとのプレイスタイルにしか影響されないわけではなく、市場の状況がやるたびランダムになるので、展開が一辺倒になりにくそうなのも、このゲームの魅力を支えていそうだ。

一回しか遊んでないけど。

最後の得点差もいい感じだった。
4人で遊んで、さいごは2位と1点差で、まことさんが勝った。
ちなみに2位は私だったぞ。

おもしろかったね。

 

f:id:tokyonakayoshi:20170920221428j:plain

負けたのにいばってるふう、なかよし。