#たのしいね

ボードゲーム作家2人が、日頃の楽しかったことばかりを書いておくので、何かの参考にしていただければ幸いです。ボードゲームの話題は「#ボードゲームたのしいね」に書きます。

近藤殿ちょろい ― NHK大河ドラマ 『おんな城主 直虎』 第43話 「恩賞の彼方に」 視聴後感想

f:id:tokyonakayoshi:20171029232730j:plain

これはなに?

大河ドラマ『直虎』の第43話「恩賞の彼方に」を観ての感想です。

日本史の知識の9割が「真田丸」でできている私が、「直虎」を観ながら思ったことを適当に書きます。

ちゃんとしたあらすじは、NHKの公式サイトを観てね。

www.nhk.or.jp

台風情報で画面が見切れる中での放送となりました。終盤、ようやく天正6年まで年代が進みました…が、今回も主な話は前回に引き続き天正3年のうちに展開されましたね。

菅田将暉井伊万千代もついに小姓に成り上がりましたね。

 

 

どんなもの?

まずはいつもの。

主な登場人物の実年齢を確認してみましょう。

とはいえ、天正6年に思いを馳せるのはまだ早そうですし、次回移行も停滞するような気がしますよね。

今回も前回に引き続きとなりますが、主な舞台となった天正3年のまま、まだ観ていない人物を比べてみようと思います。

 

●天正3年(1575年)頃

・井伊直虎:40歳

・井伊万千代(虎松):15歳

・小野万福(亥之助):17歳

・徳川家康:33歳

★徳川信康:17歳

★武田勝頼:31歳

・真田信繁:9歳

 

今回新たに調べたのはまず、阿部サダヲ家康の嫡男、信康。

万千代との面会のシーンがありました。家康曰く、年が近いとのことでしたが、たしかに17歳。万福と同い年なのにもう岡崎城主なわけですよね。こりゃーたいへんだ、たいへんだし優秀なんだろうって感じです。

とにかく信康回りはシナリオ的な地雷が埋まっていそうなので、生誕年だけ調べるのも一苦労です。さすがにツイッターなど眺めていると不穏な気配が確信に変わりつつありますが…どうなる…信康…。

 

さらに調べてみたのは、前回「若い勝頼は家臣の云うことに耳を貸さず」といったナレーションで長篠の戦いに敗北を招いた感じに描かれていた、武田勝頼殿。

さほど家康(33)と年も変わらない気がしますが、信長(42)と喧嘩をするには心もとない印象は否めませんね。

このころ、昌幸パッパはどこで何をしておられたかなあ?などと馳せる思いもあります。

 

たのしいね!

ひのもといちの留守居が認められ、寝所に呼ばれた万千代。

f:id:tokyonakayoshi:20171029233115j:plain

この場合の小野万福がどういう扱いなのかよくわからないのですが、セットで一緒に小姓にステップアップできているぽいのが面白いなと思います。

ひとり草履番に残された六角ノッブがてんやわんやしてるシーンもあって、かゆいところに手が届く丁寧さだなと思いました。

 

おもしろくないのは小姓の先輩方です。

f:id:tokyonakayoshi:20171029233330j:plain

役割を指示しなかったり、通せんぼしたりしようとします。

とはいえ、彼らの思いつく悪巧みというか嫌がらせのレベルが短絡で大したことないので、けっきょく良い人たちなんだろうなと思いました。

 

万千代「めんどくさいので」家康との間にBL展開はあったぞ?ということにします。

f:id:tokyonakayoshi:20171029233506j:plain

これで小姓連中は万事休す。
家康に可愛がられているとあっては、うかつに手を出すわけには行きません。

f:id:tokyonakayoshi:20171029233712j:plain

根が良い人たちなので、素直にしゅんとしています。

 

万千代は、色小姓の設定もあるし。
薬をお運びするとかなんとかいって寝所に通えるようになる。

f:id:tokyonakayoshi:20171029233915j:plain

そんでもって、嫡男信康のいる岡崎城への使いなどを仰せつかったりします。

このあたりのエピソードの、へんに雰囲気を出してくる伏線感がとてもこわいです。
石川数正殿もやたらとプリプリしてたよね。

 

一方、井伊谷では。

前回長篠の戦いで丸田を融通したりしたせいか、山が荒れ、土砂崩れなどへの対策の必要が出てきました。

f:id:tokyonakayoshi:20171029234319j:plain

民に感謝され後世まで讃えられますぞ、などとおだてられて、費用を捻出する決心をする近藤殿。

ちょろい。

 

近藤殿をおだてたり、おどしたりする時の殿の顔。

f:id:tokyonakayoshi:20171029234434j:plain

近藤殿がお金を出し渋る素振りを見せたら、「山が荒れちゃったのもそもそも織田様の戦のせいだし、織田様に頂いた茶器、売っちゃおうかな~」みたいなことを言い出すのウケちゃう。血も涙もない。

一方で、お金を出せば感謝されますよ~などと、いやいや出させるのではなく、喜んで出させる話に持っていくのも、偉いなあと思います。武家ころがしですわ。

f:id:tokyonakayoshi:20171029234751j:plain

いざ工事に取り掛かるとなれば、村人たちと別人のようなテンションの殿。

f:id:tokyonakayoshi:20171029234936j:plain

じんべえも思わずにっこりです。

 

すこし時は流れて、天正6年。
山に植えた木々も根付き、順調に育っているようです。

徳川に、再び武田との戦の気配。
万千代と万福の初陣が決まったようです。

つ、づ、く。

 

<43話の個人的なハイライト>

①信康と万千代が打ってる碁の碁盤、線が掘ってある立体加工になっててかっこよかった。なにか曰くのある品なのかな。

②瀬名殿も久しぶりに登場。

③ろくざ、ずっと殿と一緒にいるように見えたけど、お寺に住んでる? やっぱり近藤殿とはうまく行ってないのかな。ゆきのじは冒頭の回想しか出番なかったね。方久は名前しか出ないのに商売持ちかけてるのウケる。

 

<43話の個人的な学び>

調べて知っちゃったんだよね。
「真田丸」で、家康の跡取りとして登場した星野源=徳川秀忠、天正3年にはまだ生まれてもいないってこと…。

 

f:id:tokyonakayoshi:20170920221428j:plain

大河たのしいね!なかよし