たのしいね、

好きなものぜんぶ書く。

巾着田の隣駅、武蔵横手の『薬師堂』

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これは埼玉県日高市の「巾着田 曼珠沙華まつり」を観て、向かいの「九万八千神社」に立ち寄ったあとの話です。まさかまさかの第三話。

 

これはなに?

巾着田の九万八千神社を後にして、駅に向かいます。

西武秩父線は普段乗っている電車よりもかなり本数が少ないですが、改札を通るなり聴こえてくる、電車の到着を告げるアナウンス。やったねこれはタイムリー。

階段を登ってスムーズに乗り込んで、ボックスシートも確保して。あとは電車に揺られて帰るだけだぞと、ほっと一息。

しかしそれはほんのつかの間。
なんと乗った電車は帰りと反対方向へ向かっていたのです!

とりあえず、ひとつ先で、電車を降りました。

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その駅の名は、むさしよこて。高麗駅のひとつ隣です。

次の上り電車は、15分後。ホームには、登山帰りような方が一組、同じ電車を待っているようでした。

しょーがない、ここで待つか~、まあ15分くらいぼーっとしてればすぐ過ぎるよね。

 

どんなもの?

キョロキョロしてみます。なんにも知らない駅です。こんなことがなければ降りることもなかったでしょう。

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レールの伸びる方向は、まえを観てもうしろを観てもこんな雰囲気。

ホームの両側には緑。
どの方向にも、背景には山々が連なって見えます。

山を目指して来たのならうれしいのでしょうが、間違って来た身としては、心細さが募る感じでもありますね。日も傾き始めているし。

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手前の草地に、小屋。
やぎの家、と書いてあるようです。

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さっそくスマートなフォンで調べてみると、この武蔵横手では、やぎを使って除草活動をしているようでした。

なんでもすぐ検索できちゃう時代ですね。
やぎの名前まですぐわかっちゃう。

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やぎの小屋と反対側。
住宅、と、裏手の林ですね。

ん?

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林の隙間に屋根みたいなものが見えますぞ。

なんだろう?
さっそくスマートなフォンで検索してみますが…要領を得ません。なにせ、地図アプリにも表記のない建物です。

屋根の形などから、古いお堂のように見えますが…廃堂なのでしょうか?
気になる。気になっちゃった。

駅員さんのところへ行って尋ねてみたところ、「知らない」との答え。
ああいよいよ。気になってきちゃった。

駅員さんいわく「去年の冬の大雪で林が崩れて、あんなふうに見えるようになった」んだとか。

時刻表を確かめます。
15分後の電車の、さらに次の電車はその20分ちょっと後。あのお堂まで行けても行けなくても、あのへんまでなら見た目の距離的に30分もあれば戻ってこれるんじゃないでしょうか。

よし、せっかく偶然ここまで来たことですし、ちょっと散歩してこよっと!

 

たのしいね!

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ピピッ。改札を出ました。

武蔵横手駅の外観。
なんとこのあたり、自動改札の機械がタワー型なんですよ。
こっちじゃ普通なのかもしれないけど、すごく新鮮に感じる。このタイプは私は初めてみました。

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 駅前の観光案内板。
観てもやっぱり、何にも書いてない場所なんですよね~。

住宅の隙間とかに登る道があるのでは、と思って観察してみましたけど、見当たりません。地図によれば、すこし東に進むとこの林の横手に回る道路があるようなので、とりあえずそこへ向かってみます。

線路沿いの国道か県道か、広い道路を進みます。

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駅の方を振り返ったところ。

知らない土地で、目的もなく駅から遠ざかるのはやっぱりなんだか心細い…徒歩1分くらい離れただけのなのに(笑)

すこし進むと、地図通りの道を見つけました。

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案内表示には、「五常の滝」と「横手渓谷」への方向が書かれています。

残念ながら今回はどちらにも向かいませんけど。そのうち機会があれば観てみたいなあ。滝。渓谷。観光地図によれば、もっと東に進むと神社と橋もあるみたいだった。

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この左手の斜面を、どうにかして登りたいんですけどね~。
とにかく歩いてみます。あてはない。

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あっ石段だ!!!!!
ちょっと進んだだけですが、案外すぐ見つかりました。

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夏草、夏草。

写真で見るとえらく茂りまくって見えますが、石段が林を縫うように蛇行しながら上へ上へと伸びています。

ここの先にあのお堂があるに決まってますね!
登ってみましょう。

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逆光~。向かいから光の差す、夏草茂る山道。

この日は晴れていましたけど、台風が過ぎたあとで、森に湿った空気が満ちている感じ。

さて、目指すお堂に近づいてきました。

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おお…なかなかの、ハードボイルド。

崩れているのは、お水取り用の水瓶の屋根でしょうか。
やっぱり廃堂なのかなあ。

日の当たりがいいせいか、このあたりは下草も元気元気です。すすむ道が、あるようなないような。かきわけかきわけ、近づきます。

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お堂~!

あまり距離が取れなくて、正面の全体像が撮れませんでした。
全面が閉じられているし、賽銭箱みたいなものもありません。格子窓を覗いてみても、何にもなさそう。奥に御神体は残ってるのかなあ、どうかなあ。

帰ってからパソコンで調べに調べまくったところ、twitterでこのようなお写真をお見かけしました。

薬師堂なんですって!

さらに山歩きのホームページなど見ると、「山口薬師堂」 という表記もあって。
どなたか詳細が分かるサイトかなにかご存知でしたら教えてくださいね。

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お堂からの眺め。
住宅の屋根と、右手には駅のホームも見えます。

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お堂の裏手に、まだ道が伸びてみます。
せっかくだからもうちょっと進んでみましょう~冒険冒険。

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見上げれば杉林、木漏れ日。
んー、たのしい!

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写真がぶれちゃってるんですけど。

登った先には石灯籠や、今も手入れがされている事がわかるお墓などが並んでいました。なるほど~それでここまでの石段もちゃんと人が通れる感じに保たれているんですね。

さらに先に進む道もあるようでした。
電車の時間もあることですし、暗くなってきたら困るのでそろそろ引き返すことにします。

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下っていく先に見えるお堂。

木々の向こうに見える雰囲気もすごくいいですね。
ん~~~、たのしい!

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お、この道路に向かう石段は、上から撮ったほうがはっきりわかりますね。
さっきは、ここを登ってきました~。

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駅に戻ってきました~。

改札を通ってから、駅構内の踏切を渡ってホームに出るしくみ。

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ほどなく、帰りの電車が来ました。

ふっと思いつきました。
ボックスシートに座るよりももっといい場所があるぞ。

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最前部の特等席だ~!

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次の乗り換え駅まで、ごきげんな景色を眺めながらたのしく過ごしました。

 

みんなも秩父線に乗ったり、巾着田で曼珠沙華に囲まれたり、電車に乗り間違えたりしてみたらいいと思うよ。

たのしいよ?

 

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この日の話はこれでおしまいじゃ、なかよし